【2026年4月版】Contact Form 7 Multi-Step Formsのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、Contact Form 7 Multi-Step Formsのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年4月2日に改訂しています。

Contact Form 7 Multi-Step Formsは、Contact Form 7に複数ページ、複数ステップのフォームを追加し、ページ間で入力データを保持して最終ステップでまとめて送信するためのアドオンであり、Webheadcoderさんによって開発・サポートされています(LLC名義も見られますが、公式には個人の独立系開発者として案内されています)。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは5万以上、総ダウンロード数82万回以上と、一つのプラグインに関するアドオン(拡張機能)としては人気と言ってよいでしょう。
特に、2023年8月にContact Form 7 add confirmが正式に終了したことから、代替アドオンとして脚光を浴びているアドオンです。

一方で、人気のあるアドオンであるため、攻撃対象になりやすい側面もあります。

そこで、この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Contact Form 7 Multi-Step Formsの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Contact Form 7 Multi-Step Formsを安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Contact Form 7 Multi-Step Formsとは

Contact Form 7 Multi-Step Formsは、前述の通り、Webheadcoderさんによって開発・サポートが継続されている、オープンソースのWordPress向けプラグイン「Contact Form 7」のアドオンです。

「Contact Form 7」は、WordPressサイトにおいて広く利用されているお問い合わせフォームプラグインとして知られています。
その拡張機能であるContact Form 7 Multi-Step Formsは、複数のContact Form 7フォームをページごとに連結し、入力内容をステップ間で保持しながら、最終ステップでまとめて送信できるアドオンです。

当社においても、Contact Form 7 add confirmが利用されているWordPressサイトのバージョンアップ依頼を受けた場合に、Contact Form 7 Multi-Step Formsを代替アドオンとしてお勧めすることがあります。

日本国内でも多く使用されているContact Form 7のアドオンの一つという印象です。

Contact Form 7 Multi-Step Formsの機能

ステップ分割 フォームを複数ページに分けて段階的に入力できます。
ステップ間のデータ保持 前のステップで入力した内容を保持し、最終ステップでまとめて送信できます。

開発・アップデートの継続

前述のように、人気のあるアドオンは、攻撃のターゲットとして狙われやすいという側面があります。

特に、Contact Form 7 Multi-Step Formsのようなダウンロード数の多いアドオンは、多くのユーザーに利用されているため狙われやすい傾向にあります。
そのため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないアドオンは、クライアントに推奨していません。

Contact Form 7 Multi-Step Formsは定期的にアップデートがされており、2026年4月2日現在、既知の未修正の脆弱性は公表されていないため、最新バージョンを使用する限りは、セキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

Contact Form 7 Multi-Step Formsのバージョン情報に関するポイント

公式サイトに直接的な記載は見つけることができませんでしたが、Contact Form 7 Multi-Step Formsでは、一般的なセマンティックバージョニングに近い形式で更新が行われているようです。
3つの数字の左から「メジャーバージョン.マイナーバージョン.パッチバージョン」となります(パッチバージョンがゼロの場合には省略表記されるようです)。

2026年4月2日現在、Contact Form 7 Multi-Step Formsの最新バージョンは4.6であり、WordPress 6.9.4までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであることから、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Contact Form 7 Multi-Step Formsのバージョン情報

2026年4月2日現在での、Contact Form 7 Multi-Step Formsのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
4.6 2026年2月16日 サポート中
4.5 2025年11月1日 2026年2月16日
4.4.4 2025年9月29日 2025年11月1日
4.4.3 2025年9月6日 2025年9月29日
4.4.2 2025年1月27日 2025年9月6日
4.4.1 2024年11月10日 2025年1月27日
4.4 2024年5月6日 2024年11月10日
4.3.1 2023年7月10日 2024年5月6日
4.3 2023年6月22日 2023年7月10日
4.2.1 2023年4月26日 2023年6月22日
4.2 2023年1月26日 2023年4月26日
4.1.92 2022年5月12日 2023年1月26日
4.1.91 2022年3月5日 2022年5月12日 CVE-2022-4974
4.1.9 2021年12月12日 2022年3月5日
3.0.9 2019年2月25日 2019年4月9日 Wordfence

※上記の内容は、WordPress公式サイト開発ログの情報を正として、バージョン4.1.9までを掲載しています。
※バージョン4.1.9未満については、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※既知の脆弱性が存在するバージョンはグレーにしています。

Contact Form 7 Multi-Step Formsの脆弱性情報

Contact Form 7 Multi-Step Formsの最新バージョンは4.6であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Contact Form 7 Multi-Step Forms 4.1.9以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在している可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください

なお、Contact Form 7 Multi-Step Forms自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン

CVE-2022-4974
Wordfence※1

CVSS v3
6.3 (警告)
Contact Form 7 Multi-Step Forms 4.1.9までのバージョン Contact Form 7 Multi-Step Forms 4.1.91

Wordfence
※2

CVSS v3
8.8(警告)
Contact Form 7 Multi-Step Forms 3.0.8までのバージョン Contact Form 7 Multi-Step Forms 3.0.9

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEにて採番されていない脆弱性情報については、Wordfenceへのリンクを掲載しています(※1の脆弱性にはCVE-2022-4974が採番されていますが、NVDのページにはContact Form 7 Multi-Step Formsへの言及がないため、Wordfenceへのリンクを掲載しています)。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)や独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」)に準拠しています。NDV、IPAでスコアリングがされていない場合には、Wordfenceのスコアを記載しています。
※1及び※2は、Freemius SDKに基づく脆弱性ですが、Contact Form 7 Multi-Step Formsに影響するものです。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVD、Wordfenceなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Contact Form 7 Multi-Step Formsのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Contact Form 7 Multi-Step Formsは人気のあるアドオンであり、日本国内でも利用者は多数いるものと推察されます。

しかしながら、Contact Form 7 Multi-Step Forms自体のバージョンアップをしようと思っても、最新のWordPressで上手く動かなかったり、PHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、Contact Form 7 Multi-Step FormsとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについても知見を有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。