【2026年10月版】a3 Lazy Loadのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、a3 Lazy Loadのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年10月8日に改訂しています。

a3 Lazy Loadは、画像・動画・iframeの遅延読み込みを設定し、WordPressサイトの初期読み込み負荷を軽減するプラグインであり、Steve Trumanさんによって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは9万以上、総ダウンロード数は434万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、a3 Lazy Loadの概要並びに脆弱性情報及びその対応状況をご紹介いたします。
a3 Lazy Loadを安全に運用していただく一助になれば幸いです。

a3 Lazy Loadとは

前述の通り、a3 Lazy Loadは、画像・動画・iframeの遅延読み込みを設定し、WordPressサイトの初期読み込み負荷を軽減するプラグインです。

WordPress本体の遅延読み込みを補完する機能も備えていること、動画やiframeにも対応する多機能さも評価されており、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

a3 Lazy Loadについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年10月8日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、最新バージョンを使用している限りにおいては、セキュリティ面でのリスクは少ないと判断しています。

ただし、近年でも、公式サイトにおいていくつかの脆弱性対応を公表していることから、a3 Lazy Loadをご利用になられている場合には、最新バージョンをご利用になられているか定期的に確認されることを推奨いたします。

a3 Lazy Loadのバージョン情報

2026年10月8日現在、a3 Lazy Loadの最新バージョンは2.7.9であり、WordPress 7.0.7までテストされています。

WordPressプラグインの多くでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

なお、バージョン情報は次の表の通りですが、a3 Lazy Loadでは旧バージョンごとの公式EOLは公表されていません。

バージョン リリース日 修正された脆弱性
2.7.9 2026年6月29日 管理設定のAJAXハンドラーを強化
2.7.8 2026年5月7日 XSSの脆弱性を修正
2.7.7 2026年4月17日 CVE-2026-6427
2.7.6 2025年10月13日 CVE-2025-9873
2.6.1 2022年10月4日 Wordfence
2.6.0 2022年7月20日 -
2.5.0 2022年5月24日 Wordfence

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、新しい方からバージョン2.7.6までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン2.7.8以下には既知の脆弱性が発見・報告されているため、グレーにしています(CVE番号が採番されていなくても公式サイトで報告されている場合にはグレーにしています)。

a3 Lazy Loadの脆弱性情報

a3 Lazy Loadに関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2026-6427
CVE-2026-6427 Detail
CVSS v3
6.4 (警告)
・a3 Lazy Load 2.7.6までのバージョン ・a3 Lazy Load 2.7.7
CVE-2025-9873
CVE-2025-9873 Detail
CVSS v3
6.4 (警告)
・a3 Lazy Load 2.7.5までのバージョン ・a3 Lazy Load 2.7.6
Wordfence CVSS v3
8.8 (重要)
・a3 Lazy Load 2.6.0までのバージョン ・a3 Lazy Load 2.6.1
Wordfence CVSS v3
8.8 (重要)
・a3 Lazy Load 2.4.9までのバージョン ・a3 Lazy Load 2.5.0

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v4に基づいていますが、CVSS v4でスコアリングされていない場合にはCVSS v3に基づいて、CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値は米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠していますが、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報については、NVDでCNA(CVE採番機関)として掲載されているスコアを、NVDに情報がない場合にはWordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

a3 Lazy Loadのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、a3 Lazy Loadは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、a3 Lazy Load自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、a3 Lazy LoadとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。