【2026年7月版】TinyMCE Templatesのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事は、TinyMCE Templatesのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年7月30日に執筆しています。

TinyMCE Templatesは、WordPressのClassic Editor環境で使用されるTinyMCE向けのテンプレート挿入プラグインであり、Takayuki Miyauchiさんによって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは「該当なし」(2026年1月時点では2万以上でした)、総ダウンロード数は23万回以上を計測しており、WordPressの標準エディタがブロックエディタ(Gutenberg)へと移行してから数年が経過していますが、Classic Editorを継続利用しているケースでは、未だ利用されていることがあるプラグインの一つです。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、TinyMCE Templatesの概要並びに脆弱性情報及びその対応状況をご紹介いたします。

TinyMCE Templatesとは

前述の通り、TinyMCE Templates は、Takayuki Miyauchi 氏によって開発・サポートされていた、オープンソースの WordPress 向けプラグインです。

Classic Editor 環境で使用される TinyMCE 向けのテンプレート挿入機能を提供しており、定型のHTML文面やレイアウトをボタン操作で簡単に挿入できることから、一定の人気を集めていました。

一方で、2018 年に WordPress 本体が標準エディタとしてブロックエディタ(Gutenberg)を採用したことにより、TinyMCE を使用するケースは Classic Editor プラグインを利用している環境に限られるようになりました。

そのためかどうかは分かりませんが、TinyMCE Templatesは2017年9月6日にリリースされたバージョン4.8.1を最後に更新が行われていません。
本プラグインは、技術的に役割を果たし切ったタイプのプラグインであると当社では考えています。

なお、CVE-2026-65535が発見・報告されたことから、TinyMCE Templatesの公開は2026年7月21日に停止されており、現在WordPress公式サイトではダウンロードできなくなっています。

このため、TinyMCE Templatesをご使用の場合には、停止ないし代替プラグインへの変更などの対応を推奨いたします。

TinyMCE Templatesのバージョン情報

2026年7月30日現在、TinyMCE Templatesの最新バージョンは4.8.1であり、WordPress 4.8.28までテストされています。

WordPressプラグインの多くでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

なお、バージョン情報は次の表の通りですが、TinyMCE Templatesでは旧バージョンごとの公式EOLは公表されていません。
本表では、後継バージョンの公開日を旧バージョンの実質的なサポート終了日として扱っています。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
4.8.1 2017年9月6日 停止中

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン4.8.1までを掲載しています。バージョン4.8.1以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

TinyMCE Templatesの脆弱性情報

TinyMCE Templatesに関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2026-65535
CVE-2026-65535 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・TinyMCE Templates 4.8.1までのバージョン ・修正バージョンなし

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEの採番がされていない脆弱性情報については、Wordfenceへのリンクを掲載してあります。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordfence(Wordfenceで採番されていなければNVDでCNAとして掲載されている機関)のスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

TinyMCE Templatesのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、TinyMCE Templatesは、WordPressでClassic Editor環境を維持したい場合には、いまだ利用されているプラグインです。

しかしながら、TinyMCE Templates自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやClassic Editor、TinyMCEとの依存関係に気をつける必要であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

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この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。