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皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。
本記事は、WP Show Postsのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年1月30日に執筆しています。
WP Show Postsは、WordPressに登録されている投稿や固定ページ、カスタム投稿タイプを、一覧表示できるプラグインであり、Tom Usborneさんによって開発・サポートされています。
WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは7万以上、総ダウンロード数は60万回以上を計測しており、人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。
一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にWP Show Postsの脆弱性は過去見つかっており、対応されています。
この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、WP Show Postsの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、WP Show Posts自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。
少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
前述の通り、WP Show Postsは、Tom Usborneさんが開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、WordPressに登録されている投稿や固定ページ、カスタム投稿タイプを、条件指定で一覧表示できるプラグインです。
余計な機能を持たず、表示用途に特化した設計であり、テーマを選ばず使える汎用性と、CSSで自由にカスタマイズできる拡張性が両立されていることから、人気があるプラグインです。
一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。
WP Show Postsについては、2024年4月16日にリリースされたバージョン1.1.6を最後に更新が行われていません。
しかしながら、WP Show Posts は管理画面や外部入力を広く扱うプラグインではなく、構造的にも脆弱性が入り込みにくい設計となっています。
そのため、2026年1月30日現在、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではなく、セキュリティ面で致命的な問題が生じているとは判断していません。
WP Show Postsは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。
2026年1月30日現在、WP Show Postsの最新バージョンは1.1.6であり、WordPress 6.1.9までテストされています。
最新のWordPressでも問題なく挙動するかは公式ではテストされていませんので、ご利用になる場合には、実装側がしっかりとテストを行った上で、自己責任で使用する必要があります。
2026年1月30日現在での、WP Show Postsのバージョン情報は次の通りです。
| バージョン | リリース日 | サポート期限 | 修正された脆弱性 |
| 1.1.6 | 2024年4月14日 | サポート中 | CVE-2023-6731 |
| 1.1.5 | 2024年2月26日 | 2024年4月14日 | CVE-2024-1479 |
| 1.1.4 | 2023年1月10日 | 2024年2月26日 | CVE-2022-4459 |
※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン1.1.4までを掲載しています。
※バージョン1.1.5以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。
※WP Show Postsのサポートは、セキュリティサポートのみと公表されています。その為、今後もバージョンアップは脆弱性が見つかった場合のみである可能性があります。
WP Show Postsの最新バージョンは1.1.6であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。
また、WP Show Posts 1.1.5以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。
WP Show Posts自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。
| 脆弱性情報 | 深刻度 | 影響を受けるバージョン | 修正されたバージョン |
|
CVE-2023-6731 CVE-2023-6731 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・WP Show Posts 1.1.5までのバージョン | ・WP Show Posts 1.1.6 |
|
CVE-2024-1479 JVNDB-2024-020311 |
CVSS v3 5.3 (警告) |
・WP Show Posts 1.1.4までのバージョン | ・WP Show Posts 1.1.5 |
|
CVE-2022-4459 JVNDB-2023-003096 |
CVSS v3 5.4 (警告) |
・WP Show Posts 1.1.3までのバージョン | ・WP Show Posts 1.1.4 |
※脆弱性情報については、修正されたバージョンの順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。
前述のように、WP Show Postsは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。
しかしながら、WP Show Posts自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。
taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WP Show PostsとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。
※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。
taneCREATIVEに所属する謎のトラ。
2026年1月30日執筆