【2025年6月版】SEO Plugin by Squirrly SEOのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はSEO Plugin by Squirrly SEOのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2025年6月25日に執筆しています。

SEO Plugin by Squirrly SEOは、WordPressのSEO対策についてワンストップで支援するプラグインであり、Squirrly  Limited社によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは10万以上、総ダウンロード数は515万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にSEO Plugin by Squirrly SEOの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、SEO Plugin by Squirrly SEOの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、SEO Plugin by Squirrly SEO自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

SEO Plugin by Squirrly SEOとは

前述の通り、SEO Plugin by Squirrly SEOは、WordPressのSEO対策について、AIで検索意図を解析し「キーワード提案」「記事最適化」「順位追跡」までワンストップで支援するプラグインです。
投稿画面にリアルタイム評価を表示し、初心者でも不足項目が直感的に分かる点や、競合調査やAIライティング補助まで備えていることから世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

SEO Plugin by Squirrly SEOについては、最新バージョンリリース以降脆弱性は見つかっていないこと、過去脆弱性が見つかった際には迅速に対応されていることから、2025年6月25日現在、セキュリティ面での問題はないと考えております。

SEO Plugin by Squirrly SEOのバージョン情報に関するポイント

SEO Plugin by Squirrly SEOは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。

2025年6月25日現在、SEO Plugin by Squirrly SEOの最新バージョンは12.4.11であり、WordPress 6.8.1までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

SEO Plugin by Squirrly SEOのバージョン情報

2025年6月25日現在での、SEO Plugin by Squirrly SEOのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
12.4.11 2025年5月21日 サポート中
12.4.10 2025年4月14日 2025年5月21日
12.4.09 2025年3月24日 2025年4月14日
12.4.08 2025年3月18日 2025年3月24日 CVE-2025-24654
12.4.07 2025年3月11日 2025年3月18日
12.4.06 2025年3月4日 2025年3月11日 CVE-2025-22783
CVE-2025-1768
12.3.21 2024年8月23日 2024年9月3日 CVE-2024-10515
12.3.20 2024年7月22日 2024年8月23日 CVE-2024-6497
12.3.17 2024年2月16日 2024年3月19日 CVE-2024-29790
12.3.16 2024年1月18日 2024年2月16日 CVE-2024-0597
12.1.21 2023年3月2日 2023年3月27日 CVE-2022-45065
CVE-2022-44626
12.1.11 CVE-2022-38140
11.1.12 CVE-2021-25019
6.1.5 Wordfence
Wordfence

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン12.4.07までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン12.4.07以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

SEO Plugin by Squirrly SEOの脆弱性情報

SEO Plugin by Squirrly SEOの最新バージョンは12.4.11であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、SEO Plugin by Squirrly SEO 12.4.07以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。

SEO Plugin by Squirrly SEO自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2025-24654
JVNDB-2025-003127
CVSS v3
8.8(重要)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.4.07までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.4.08
CVE-2025-22783
CVE-2025-22783 Detail
CVSS v3
8.8(重要)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.4.03までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.4.06
CVE-2025-1768
JVNDB-2025-003123
CVSS v3
6.5(警告)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.4.04までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.4.06
CVE-2024-10515
CVE-2024-10515 Detail
CVSS v3
4.4(警告)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.3.20までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.3.21
CVE-2024-29790
JVNDB-2024-021261
CVSS v3
6.1(警告)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.3.16までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.3.17
CVE-2024-6497
CVE-2024-6497 Detail
CVSS v3
8.8(重要)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.3.19までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.3.20
CVE-2024-0597
CVE-2024-0597 Detail
CVSS v3
4.8 (警告)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.3.15までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.3.16
CVE-2022-45065
CVE-2022-45065 Detail
CVSS v3
6.1(警告)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.1.20までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.1.21
CVE-2022-44626
JVNDB-2022-026017
CVSS v3
6.3(警告)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.1.20までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.1.21
CVE-2022-38140
JVNDB-2022-021967
CVSS v3
8.8(重要)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.1.10までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 12.1.11
CVE-2021-25019
JVNDB-2022-008600
CVSS v3
6.1(警告)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 11.1.11までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 11.1.12
Wordfence CVSS v3
7.3(重要)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 6.1.4までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 6.1.5
Wordfence CVSS v3
7.5(重要)
・SEO Plugin by Squirrly SEO 6.1.4までのバージョン ・SEO Plugin by Squirrly SEO 6.1.5

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

SEO Plugin by Squirrly SEOのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、SEO Plugin by Squirrly SEOは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、SEO Plugin by Squirrly SEO自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、Yoast Duplicate PostとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

SEO Plugin by Squirrly SEOを使用したWebサイト制作やアップデートを含む保守・管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。