【2025年7月版】Classic Widgetsのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はClassic Widgetsのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2025年7月31日に執筆しています。

Classic Widgetsは、ブロック型ウィジェット編集を無効化し、従来のクラシック画面を復活させることで既存テーマやカスタムウィジェットをそのまま使用できるようにするWordPress公式プラグインであり、WordPressの開発コミュニティによって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは200万以上、総ダウンロード数は669万回以上を計測しており、世界的にも人気のプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Classic Widgetsの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Classic Widgets自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Classic Widgetsとは

前述の通り、Classic Widgetsは、WordPressの開発コミュニティが開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、ブロック型ウィジェット編集を無効化し、従来のクラシック画面を復活させることで既存テーマやカスタムウィジェットをそのまま使用できるようにすることができます。

WordPress公式プラグインで信頼性が高く、ブロック編集に不慣れでも導入できることから、世界的に人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Classic Widgetsについては、定期的にバージョンアップがされており、かつ最新バージョンでは脆弱性が確認されていないことから、2025年7月31日現在、セキュリティ面での問題はないと考えております。

Classic Widgetsのバージョン情報に関するポイント

Classic Widgetsは、通常のセマンティックバージョニングとは異なり、左からメジャーバージョン、マイナーバージョンの2つの数字で構成されている独自のバージョニングを採用しています。

2025年7月31日現在、Classic Widgetsの最新バージョンは0.3であり、WordPress 6.7.2までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Classic Widgetsのバージョン情報

2025年7月31日現在での、Classic Widgetsのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
0.3 2022年1月25日 サポート中
0.2 2021年5月31日 2022年1月25日
0.1 2021年5月5日 2021年5月31日

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。

Classic Widgetsの脆弱性情報

Classic Widgets自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものはありません。

Classic Widgetsのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Classic Widgetsは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、Classic Widgets自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、Classic WidgetsとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

Classic Widgetsを使用したWebサイト制作やアップデートを含む保守・管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。