【2025年8月版】LiteSpeed Cacheのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事はLiteSpeed Cacheのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2025年8月19日に執筆しています。

LiteSpeed Cacheは、LiteSpeed Web Server向けのWordPress高速化プラグインであり、LiteSpeed Technologies社によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは700万以上、総ダウンロード数1億865万回以上を計測しており、人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気のあるプラグインであるため、攻撃対象になりやすい側面もあります。

そこで、この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、LiteSpeed Cacheの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、LiteSpeed Cacheを安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

LiteSpeed Cacheとは

前述の通り、LiteSpeed Cacheは、LiteSpeed Technologies社によって開発・サポートが継続されている、オープンソースのWordPress向けプラグインです。

このプラグインを使用すると、サーバー側キャッシュやCSS/JS最適化、画像圧縮などの機能を簡単な設定で利用できるほか、LiteSpeed及びQUIC.cloudとの連携や、ESI(Edge Side Includes)化やWooCommerce対応も可能であることから、世界的に人気のあるプラグインです。

一方で、LiteSpeed Cacheのようなダウンロード数の多いプラグインは、多くのユーザーに利用されているため狙われやすい傾向にあります。
そのため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントに推奨していません。

LiteSpeed Cacheは定期的にアップデートされ、脆弱性が迅速に修正されているため、問題ないと考えておりますが、2025年5月7日に、脆弱性に関するCVE番号が予約されていますので、バージョン7.0.1以下をご利用になられている場合には、最新バージョンへのアップデートを推奨いたします。

LiteSpeed Cacheのバージョン情報に関するポイント

LiteSpeed Cacheでは、一般的なセマンティックバージョニングに近いバージョニングが採用されているようです。
3つの数字の左から「メジャーバージョン.マイナーバージョン.パッチバージョン」となります。

なお、稀に4桁目の数字がありますが、特定の修正や微細な更新のケースであると考えられます。
また、パッチバージョン以下が0である場合には省略表記されるルールのようです。

2025年8月19日現在、LiteSpeed Cacheの最新バージョンは7.3.0.1であり、WordPress 6.8.2までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであることから、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

バージョン7.0.1以下には既知の脆弱性がありますので、最新のパッチバージョンへのアップデートを実施してください。

LiteSpeed Cacheのバージョン情報

2025年8月19日現在での、LiteSpeed Cacheのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
7.3.0.1 2025年7月30日 サポート中
7.3 2025年7月24日 2025年7月30日
7.2 2025年6月18日 2025年7月24日
7.1 2025年4月24日 2025年6月18日 CVE-2025-47437
7.0.1 2025年4月8日 2025年4月24日
6.5.3 2024年12月4日 2024年12月16日 CVE-2024-51915
6.5.2 2024年10月17日 2024年12月4日 CVE-2024-50550
6.5.1 2024年9月25日 2024年10月17日 CVE-2024-47637
CVE-2024-47374
CVE-2024-47373
6.5.0.1 2024年9月4日 2024年9月6日 CVE-2024-44000
6.5 2024年9月4日 2024年9月4日 CVE-2024-9169
6.4 2024年8月13日 2024年8月19日 CVE-2024-28000
6.3 2024年7月22日 2024年7月29日 CVE-2024-3246
5.7.0.1 2023年10月25日 2023年12月12日 CVE-2023-45000
CVE-2023-40000
5.7 2023年10月10日 2023年10月25日 CVE-2023-4372
5.3.1 2022年12月12日 2023年1月10日 CVE-2022-46800
4.4.4 2021年11月23日 2021年12月21日 CVE-2021-24964
CVE-2021-24963
3.6.1 2020年12月21日 2021年2月1日 CVE-2020-29172

※上記の内容は、WordPress公式サイト開発ログの情報を正として、バージョン7.0.1までを掲載しています。また、7.0.1未満のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン7.0.1以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

LiteSpeed Cacheのバージョン情報

LiteSpeed Cacheの最新バージョンは7.3.0.1であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、LiteSpeed Cache 7.0.1以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在している可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。

なお、LiteSpeed Cache自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2025-47437
Wordfence
CVSS v3
5.5 (警告)
・LiteSpeed Cache 7.0.1までのバージョン ・LiteSpeed Cache 7.1
CVE-2024-51915
Wordfence
CVSS v3
6.4 (警告)
・LiteSpeed Cache 6.5.2までのバージョン ・LiteSpeed Cache 6.5.3
CVE-2024-50550
CVE-2024-50550 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・LiteSpeed Cache 6.5.1までのバージョン ・LiteSpeed Cache 6.5.2
CVE-2024-47637
JVNDB-2024-020698
CVSS v3
8.8 (緊急)
・LiteSpeed Cache 6.4.1までのバージョン ・LiteSpeed Cache 6.5.1
CVE-2024-47374
CVE-2024-47374 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・LiteSpeed Cache 6.5.0.2までのバージョン ・LiteSpeed Cache 6.5.1
CVE-2024-47373
CVE-2024-47373 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・LiteSpeed Cache 6.5.0.2までのバージョン ・LiteSpeed Cache 6.5.1
CVE-2024-44000
JVNDB-2024-011004
CVSS v3
9.8 (緊急)
・LiteSpeed Cache 6.4.1までのバージョン ・LiteSpeed Cache 6.5.0.1
CVE-2024-28000
CVE-2024-28000 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・LiteSpeed Cache 6.3.0.1までのバージョン ・LiteSpeed Cache 6.4
CVE-2024-9169
CVE-2024-9169 Detail
CVSS v3
4.8 (警告)
・LiteSpeed Cache 6.4.1までのバージョン ・LiteSpeed Cache 6.5
CVE-2024-3246
JVNDB-2024-004843
CVSS v3
5.4 (警告)
・LiteSpeed Cache 6.2.0.1までのバージョン ・LiteSpeed Cache 6.3
CVE-2023-45000
CVE-2023-45000 Detail
CVSS v3
5.3 (警告)
・LiteSpeed Cache 5.7までのバージョン ・LiteSpeed Cache 5.7.0.1
CVE-2023-40000
JVNDB-2023-029177
CVSS v3
6.1 (警告)
・LiteSpeed Cache 5.7までのバージョン ・LiteSpeed Cache 5.7.0.1
CVE-2023-4372
CVE-2023-4372 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・LiteSpeed Cache 5.6までのバージョン ・LiteSpeed Cache 5.7
CVE-2022-46800
CVE-2022-46800 Detail
CVSS v3
8.8 (緊急)
・LiteSpeed Cache 5.3までのバージョン ・LiteSpeed Cache 5.3.1
CVE-2021-24964
CVE-2021-24964 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・LiteSpeed Cache 1.0.15から4.4.3 ・LiteSpeed Cache 4.4.4
CVE-2021-24963
JVNDB-2021-017242
CVSS v3
4.8 (警告)
・LiteSpeed Cache 1.0.15から4.4.3 ・LiteSpeed Cache 4.4.4
CVE-2020-29172
CVE-2020-29172 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・LiteSpeed Cache 3.6までのバージョン ・LiteSpeed Cache 3.6.1

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)や独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」)に準拠していますが、NVD、IPAにてスコアリングされていない場合には、Wordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVD、Wordfenceなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

LiteSpeed Cacheのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、LiteSpeed Cacheは人気のあるプラグインであり、日本国内でも利用者は多数いるものと推察されます。

しかしながら、LiteSpeed Cache自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、LiteSpeed CacheとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについても知見を有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

LiteSpeed Cacheを使用したWebサイト制作やアップデートを含む保守・管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。