【2025年9月版】Loco Translateのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事はLoco Translateのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2025年9月26日に執筆しています。

Loco Translateは、WordPressサイト上で直接プラグインやテーマの翻訳を編集できるプラグインであり、Tim WhitlockさんとWhite Interactive Ltdによって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは100万以上、総ダウンロード数3225万回以上を計測しており、人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気のあるプラグインであるため、攻撃対象になりやすい側面もあります。

そこで、この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Loco Translateの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Loco Translateを安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Loco Translateとは

前述の通り、Loco Translateは、Tim WhitlockさんとWhite Interactive Ltdによって開発・サポートが継続されている、オープンソースのWordPress向けプラグインです。

WordPress管理画面に翻訳エディタを追加し、POT・PO・MOファイルの生成や編集、保存を簡単に行うことができ、外部ソフトを使わずに翻訳管理ができるため、多言語対応サイトを効率的に構築・運用できることから、世界的に人気のあるプラグインです。

一方で、Loco Translateのようなダウンロード数の多いプラグインは、多くのユーザーに利用されているため狙われやすい傾向にあります。
そのため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントに推奨していません。

Loco Translateは定期的にアップデートされ、脆弱性が迅速に修正されているため、セキュリティ面で問題はないと考えております。

Loco Translateのバージョン情報に関するポイント

Loco Translateでは、一般的なセマンティックバージョニングに近いバージョニングが採用されているようです。
3つの数字の左から「メジャーバージョン.マイナーバージョン.パッチバージョン」となります。

2025年9月26日現在、Loco Translateの最新バージョンは2.8.0であり、WordPress 6.8.2までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであることから、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

バージョン2.6.9以下には既知の脆弱性が報告されていますので、最新のパッチバージョンへのアップデートを実施してください。

Loco Translateのバージョン情報

2025年9月26日現在での、Loco Translateのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
2.8.0 2025年5月21日 サポート中
2.7.3 2025年5月20日 2025年5月21日
2.7.2 2025年4月7日 2025年5月20日
2.7.1 2025年1月26日 2025年4月7日
2.7.0 2025年1月25日 2025年1月26日
2.6.14 2024年11月18日 2025年1月25日
2.6.13 2024年11月17日 2024年11月18日
2.6.12 2024年11月15日 2024年11月17日
2.6.11 2024年7月16日 2024年11月15日
2.6.10 2024年6月11日 2024年7月16日 CVE-2024-37236
2.6.9 2024年5月9日 2024年6月11日
2.6.1 2022年3月16日 2022年5月24日 CVE-2022-0765
2.5.4 2021年9月28日 2021年10月18日 CVE-2021-24721

※上記の内容は、WordPress公式サイト開発ログの情報を正として、バージョン2.6.9までを掲載しています。
※バージョン2.6.9未満については、脆弱性が修正されたバージョンのみ掲載しています。
※バージョン2.6.9以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Loco Translateの脆弱性情報

Loco Translateの最新バージョンは2.8.0であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、バージョン2.6.9以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在している可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。

なお、Loco Translate自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2024-37236
CVE-2024-37236 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・Loco Translate 2.6.9までのバージョン ・Loco Translate 2.6.10
CVE-2022-0765
JVNDB-2022-009704
CVSS v3
5.4 (警告)
・Loco Translate 2.6.0までのバージョン ・Loco Translate 2.6.1
CVE-2021-24721
JVNDB-2021-014768
CVSS v3
6.5 (警告)
・Loco Translate 2.5.3までのバージョン ・Loco Translate 2.5.4

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)や独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」)に準拠していますが、NVD、IPAにてスコアリングされていない場合には、Wordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVD、Wordfenceなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Loco Translateのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Loco Translateは人気のあるプラグインであり、日本国内でも利用者は多数いるものと推察されます。

しかしながら、Loco Translate自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、Loco TranslateとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについても知見を有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

Loco Translateを使用したWebサイト制作やアップデートを含む保守・管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。