【2026年6月版】Translate WordPress with GTranslateのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事は、Translate WordPress with GTranslateのバージョンと脆弱性への対応状況について、2026年6月18日に執筆したものです。

Translate WordPress with GTranslateは、Google翻訳の自動機械翻訳を利用したWordPressサイトの多言語化プラグインであり、GTranslate Inc.によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは90万以上、総ダウンロード数1449万回以上を計測しており、世界でも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Translate WordPress with GTranslateの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Translate WordPress with GTranslate自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Translate WordPress with GTranslateとは

前述の通り、Translate WordPress with GTranslate はGoogle翻訳の自動機械翻訳を利用してWordPressサイトを自動翻訳し、多言語化できるプラグインです。
無料版は、Google翻訳ウィジェットとJavaScriptエンジンを利用し、サイト上に言語切替ボタンを設置して、訪問者が選んだ言語へページをその場で自動翻訳する仕組みです。

無料版でも103言語の翻訳に対応しており、投稿・固定ページ、メニュー、ウィジェット、WooCommerceショップ等の翻訳に対応していることから、導入数の多い人気プラグインとなっています(無料版ではURLは変わらず、翻訳内容も保存されないため、多言語SEO、URL翻訳、翻訳編集などを行うには有料版が必要です)。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Translate WordPress with GTranslateについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年6月18日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、最新バージョンを使用している限りにおいては、セキュリティ面でのリスクは少ないと判断しています。

Translate WordPress with GTranslateのバージョン情報に関するポイント

Translate WordPress with GTranslateでは、一般的なセマンティックバージョニングに近いバージョニングが採用されているようです。
3つの数字の左から「メジャーバージョン.マイナーバージョン.パッチバージョン」となります。

2026年6月18日現在、Translate WordPress with GTranslateの最新バージョンは3.1.1であり、WordPress 7.0までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)は最新パッチバージョンのみを対象としており、Translate WordPress with GTranslateでも同様の対応が行われていると考えられます。

パフォーマンス向上およびセキュリティ対策の観点から、常に最新のマイナーバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Translate WordPress with GTranslateのバージョン情報

2026年6月18日現在での、Translate WordPress with GTranslateのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
3.1.1 2026年6月5日 サポート中
3.0.10 2026年4月29日 2026年6月5日
3.0.9 2026年1月11日 2026年4月29日
3.0.8 2025年4月17日 2026年1月11日
3.0.7 2024年11月26日 2025年4月17日
3.0.6 2024年7月18日 2024年11月26日
3.0.5 2023年11月20日 2024年7月18日
3.0.4 2023年8月25日 2023年11月20日 CVE-2023-4502
3.0.3 2023年4月30日 2023年8月25日
2.9.9 2022年3月2日 2022年4月27日 CVE-2022-0770
2.9.7 2022年1月3日 2022年1月27日 CVE-2021-25103
2.8.65 2021年7月8日 2021年7月21日 CVE-2021-34630
2.8.52 2020年2月17日 2020年2月29日 CVE-2020-11930
2.8.11 2017年2月21日 2017年3月2日 Wordfence
1.0.13 2011年3月17日 2011年4月5日 WPScan

※上記の内容はWordPress公式開発ログの情報を正として、バージョン3.0.3までを掲載しています。また、3.0.3以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン3.0.3以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Translate WordPress with GTranslateの脆弱性情報

Translate WordPress with GTranslateの最新バージョンは3.1.1であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Translate WordPress with GTranslate 3.0.3以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。

なお、Translate WordPress with GTranslate自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2023-4502
JVNDB-2023-027073
CVSS v3
4.8 (警告)
・Translate WordPress with GTranslate 3.0.3までのバージョン ・Translate WordPress with GTranslate 3.0.4
CVE-2022-0770
JVNDB-2022-009157
CVSS v3
8.8 (重要)
・Translate WordPress with GTranslate 2.9.8までのバージョン ・Translate WordPress with GTranslate 2.9.9
CVE-2021-34630
JVNDB-2021-012265
CVSS v3
6.1 (警告)
・Translate WordPress with GTranslate 2.8.64までのバージョン ・Translate WordPress with GTranslate 2.8.65
CVE-2021-25103
JVNDB-2022-005037
CVSS v3
4.7 (警告)
・Translate WordPress with GTranslate 2.9.6までのバージョン ・Translate WordPress with GTranslate 2.9.7
CVE-2020-11930
CVE-2020-11930 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・Translate WordPress with GTranslate 2.8.51までのバージョン ・Translate WordPress with GTranslate 2.8.52
Wordfence CVSS v3
6.1 (警告)
・Translate WordPress with GTranslate 2.8.10までのバージョン ・Translate WordPress with GTranslate 2.8.11
WPScan CVSS
評価なし
・Translate WordPress with GTranslate 1.0.12までのバージョン ・Translate WordPress with GTranslate 1.0.13

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠していますが、NVDにてスコアリングされていない場合には、Wordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Translate WordPress with GTranslateのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Translate WordPress with GTranslateは世界的に有名なプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、よくお世話になるプラグインです。

しかしながら、Translate WordPress with GTranslate自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、サーバーの設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDB、各種サーバーについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。