The Expansive Fisherman - 気の良いフィッシャーマン -

広治さんの両親は、「いろいろなことを経験し、いろいろなものに触れてほしい」という願いを込めて、名前の漢字を選びました。父親の仕事の関係で幼少期は引っ越しが多く、関西でも暮らしました。「小学校高学年の時に静岡県に引っ越し、今でもそこに実家があります。」

広治さんは制作運営部の顧客窓口として、ウェブサイトを管理するフロントエンドエンジニアと顧客とを繋ぎます。「メディアのアップロードや、サイトにイベントやプライバシーポリシーなどの情報を追加したり、テキストを修正したりといった依頼があります。」広治さんが担当するクライアントは地元企業が約50%を占めているそうです。「佐渡のクライアントの多くは、何世代にも渡ってビジネスを続けているところが多いのではないかと感じます。」

広治さんは2023年5月にtane CREATIVEに入社しました。チャットやメールをチェックし、クライアントの要望をまとめ、エンジニアに伝えることから彼の毎日は始まります。「エンジニアと相談すると、たまにクライアントの要望に対してさまざまな選択肢がある時もあります。不明な点があり、さらに調査が必要な場合は、顧客と電話で直接話をして明確にします。」

tane CREATIVEに来る前は、広治さんは販売業で接客に携わっていました。「日本全国どこでも転勤があると知るまでは、自分に合っている仕事だと思っていました」と彼は言います。「引っ越しは子供の頃に十分経験したので、別の仕事を探すことにしました。そこで、tane CREATIVEを見つけました。リモートでどこにいても仕事ができることが魅力でした」と広治さん。(※佐渡での修行を終えて6月からはリモート勤務しています。)

「この仕事について気に入っていることの一つは、自分の知識や経験の向上を実感できることです。先輩や同僚に教わることが多いですが、自分でも本やネットで勉強しています」と広治さんは言います。「難しいのは、修正依頼が一度にまとまって来る時です。クライアントは急いでいる時が多いので、すべてをマルチタスクで同時にさばいていかなければならず、ストレスになることもあります。」

広治さんが職場環境について変えたいと思うのは、よくある要望「もっと時間が欲しい」だそうです。「窓口の担当者は1人あたり多くの顧客を抱えており、タイムリーに仕事をこなさなければならないというプレッシャーがあります。そんな中でも、知識を増やすためリラックスした雰囲気の中で勉強会とか、経験豊富なエンジニアに質問できる時間があったら最高ですね」と広治さん。

仕事から離れてリラックスするために、広治さんはよく釣りに出かけます。「イカを釣るのは難しいけど楽しいですよ!刺身やイカリングにして食べます。」「稲鯨に“マイ釣り場”もあります。」佐渡のおすすめの食べ物なら、広治さんはやはり素晴らしい海産物を挙げます。「特に佐渡回転寿司弁慶と長浜荘の海鮮丼は格別ですよ!」と彼は言います。「中堀亭はおなか一杯食べるにはお勧めです。」広治さんは日本酒のファンでもあり、各地の銘柄を飲み比べるのが好きだそうです。

平日は忙しいため、買い物や家事は休日にこなさなければならないですね。でも広治さんは空いた時間を勉強にも充てているそうです!「もう少し遊ぶ時間が欲しいですね」と彼は言います。「カラオケに行けば、必ずポルノグラフィティの曲を歌いますよ。」(今度皆で歌いに行きませんか???)

Q&A

Q. 佐渡について皆様に伝えたいことは?
A. 佐渡は海や山、田んぼに谷もあり、日本の縮図のようなところです。思っていたよりも田舎ではなく、日常生活には問題もありません!移動には車が必要ですけどね。

Q. もし1日だけ誰かになれるとしたら?
A. どんな曲でも、瞬時にどんな楽器ででも演奏できる人になりたいです。

ネイティヴチェッカーへイクス・マリ Molly Marie Hakes

Voices from Tane on Sado Island 執筆者

ネイティヴチェッカーへイクス・マリ Molly Marie Hakes

アメリカのアイオワ州生まれ育ち。
大学いろいろ(ロンドンやニュージャージー)、
仕事もいろいろ(学校教員やHello Terakoya英会話教室社長)。
1999年、佐渡島に来ました。
お百姓さんと子供と動物たちと暮らす。