【2026年7月版】Diviのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事はDiviのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2027年7月24日に執筆しています。

Diviは、WordPress向けの有料テーマとビジュアルページビルダープラグインを一体化したWebサイト制作基盤であり、Elegant Themes, Inc.によって開発・サポートされています。

当社のコラムでは、原則として無料版のプラグインのみを取り扱っていますが、Diviの公式サイトによると、全世界で100万人以上のユーザーから、25,000件以上の5つ星レビューを得ているWebサイト制作プラットフォームであり、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあることから、例外的に、企業のWeb担当の皆様に向けて、Diviの概要並びに脆弱性情報及びその対応状況をご紹介いたします。

Diviを安全に運用していただく一助になれば幸いです。

Diviとは

前述の通り、Diviは、WordPress向けの有料テーマ(DiviテーマとExtraテーマの2種類があります)とビジュアルページビルダープラグイン(Divi Builder)を一体化したWordPressサイトのテーマ&プラグインであり、ドラッグ&ドロップの画面操作で、ページ本文だけでなく、ヘッダー、フッター、投稿・商品テンプレートまでコードを書かずに設計することができることから、世界的に人気のあるテーマ&プラグインです。

Divi Divi Builderを内蔵したWordPressテーマ
Extra Divi Builderを内蔵した、ブログ・オンラインメディア向けの別テーマ
Divi Builder DiviやExtra以外のテーマでも使用できる単体プラグイン

一方で、Diviのようなダウンロード数の多いテーマやプラグインは、多くのユーザーに利用されているため狙われやすい傾向にあります。
そのため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないテーマ、プラグインは、クライアントに推奨していません。

Diviは定期的にアップデートされ、脆弱性についても定期的に修正されているため、2026年7月24日現在、最新バージョンを使用している限りにおいて、既知の脆弱性に起因するセキュリティリスクは少ないと考えております。

Diviのバージョン情報に関するポイント

Diviでは、一般的なセマンティックバージョニングに近いバージョニングが採用されているようです。
一般的には、3つの数字の左から「メジャーバージョン.マイナーバージョン.パッチバージョン」と呼ばれます。

2026年7月24日現在、Diviの最新バージョンは5.9.0です。

多くのWordPressテーマ・プラグインでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであることから、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

バージョン4.27.1以下には既知の脆弱性がある可能性がありますので、最新のパッチバージョンへのアップデートを実施してください。

Diviのバージョン情報

2026年7月24日現在での、Diviのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
5.9.0 2026年7月9日 サポート対象
4.27.2 2024年10月1日 2024年11月8日 CVE-2024-5647
4.27.1 2024年8月12日 2024年10月1日
4.25.2 2024年6月12日 2024年7月2日 CVE-2024-5533
4.25.1 2024年5月7日 2024年6月12日 CVE-2024-4490
4.23.2 2023年12月20日 2023年12月26日 CVE-2023-6744
4.20.3 2023年4月3日 2023年4月3日 CVE-2023-29099
4.5.3 2020年8月3日 2020年8月7日 CVE-2020-35945
4.0.10 2020年1月2日 2020年1月2日 Wordfence
3.17.3 2018年10月30日 2018年10月31日 Wordfence
2.6.4 2016年2月17日 2016年2月18日 WPScan

※上記の内容は、Divi 5の公式変更履歴と、Divi 4の公式変更履歴の情報を正として、最新バージョン及び脆弱性の影響が認められる最終バージョン(4.27.1)を掲載しています。それ以外のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを記載しています。
※バージョン4.27.1以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Diviの脆弱性情報

DiviテーマとExtraテーマにはDivi Builderが内蔵されています。
Diviテーマ、Extraテーマ、Divi Builderに関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2024-5647
Wordfence
CVSS v3
6.4 (警告)
・Divi 4.27.1までのバージョン ・Divi 4.27.2
CVE-2024-5533
JVNDB-2024-004046
CVSS v3
5.4 (警告)
・Divi 4.25.1までのバージョン ・Divi 4.25.2
CVE-2024-4490
CVE-2024-4490 Detail
CVSS v3
6.4 (警告)
・Divi 4.25.0までのバージョン ・Divi 4.25.1
CVE-2023-6744
CVE-2023-6744 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・Divi 4.23.1までのバージョン ・Divi 4.23.2
CVE-2023-29099
JVNDB-2023-021409
CVSS v3
5.4 (警告)
・Divi 4.20.2までのバージョン ・Divi 4.20.3
CVE-2020-35945
CVE-2020-35945 Detail
CVSS v3
8.8 (重要)
・Divi 3.0から4.5.2までのバージョン
・Divi Builder 2.0から4.5.2までのバージョン
・Divi Extra 2.0から4.5.2までのバージョン
・Divi 4.5.3
・Divi Builder 4.5.3
・Divi Extra 4.5.3
CVE-2015-1579
JVNDB-2015-001501
CVSS v2
5.0 (警告)
・影響を受ける具体的バージョンの特定情報なし ・修正バージョンの特定情報なし
Wordfence CVSS v3
8.8 (重要)
・Divi 3.23から4.0.9までのバージョン
・Divi Builder 2.23から4.0.9までのバージョン
・Divi Extra 2.23から4.0.9までのバージョン
・Divi 4.0.10
・Divi Builder 4.0.10
・Divi Extra 4.0.10
Wordfence CVSS v3
6.4 (警告)
・Divi 3.17.2までのバージョン
・Divi Builder 2.17.2までのバージョン
・Divi Extra 2.17.2までのバージョン
・Divi 3.17.3
・Divi Builder 2.17.3
・Divi Extra 2.17.3
WPScan CVSS v3
7.6 (重要)
・Divi 2.6.4未満のバージョン ・Divi 2.6.4

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)や独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」)に準拠していますが、NVD、IPAにてスコアリングされていない場合には、WordfenceないしWPSCANのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVD、Wordfenceなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Diviのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Diviは人気のあるテーマ&プラグインであり、日本国内でも利用者は多数いるものと推察されます。

しかしながら、Divi自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについても知見を有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。