【2026年4月版】Custom Post Type UIのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、Custom Post Type UIのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年4月3日に改訂しています。

Custom Post Type UIは、WordPressサイトで独自の投稿タイプ(カスタム投稿タイプ)やカスタムタクソノミー(カテゴリやタグのように投稿を分類する仕組み)を簡単に作成、管理するためのプラグインであり、WebDevStudios社によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは100万以上、総ダウンロード数2260万回以上を計測しており、世界でも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。
Web制作会社である当社も、WordPressを選択する際には、よく使用させていただいております。

一方で、有名なプラグインであるため、攻撃対象になりやすい側面もあることから、クライアントから脆弱性に関する質問を受けることがよくあります。

そこで、この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Custom Post Type UIの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Custom Post Type UI自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Custom Post Type UIとは

前述の通り、Custom Post Type UIは、WebDevStudios社が開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインです。

Custom Post Type UIは、WordPressサイトで独自の投稿タイプ(カスタム投稿タイプ)やカスタムタクソノミー(カテゴリやタグのように投稿を分類する仕組み)を簡単に作成、管理できるプラグインであり、ユーザーフレンドリーなインターフェースでコードを使わずに設定することが可能です。

Custom Post Type UIの機能

カスタム投稿タイプの作成 カスタム投稿タイプを簡単に作成できる機能です。
これにより、たとえば、商品、レビュー、イベントなど、ブログの「投稿」や固定ページとは異なる、特定の目的に合わせたコンテンツを登録・管理することができます。
カスタムタクソノミーの作成 カテゴリやタグのようにコンテンツを分類するためのカスタムタクソノミーを作成し、投稿やカスタム投稿タイプを整理しやすくできます。
インポート・エクスポート プラグインの管理画面から、簡単に作成したカスタム投稿タイプやタクソノミーの設定をエクスポートでき、他のWordPressサイトにインポートをすることができる機能です。
エクスポート・インポートができるため、サーバー移管などでWordPressを引っ越しする際に便利です。
REST API対応 WordPress ではカスタム投稿タイプやカスタムタクソノミーの REST API 公開設定は既定で無効ですが、Custom Post Type UI では管理画面から有効化できます。
これにより、ブロックエディタ対応やヘッドレス構成で利用しやすくなります。

開発・アップデートの継続

前述のように、有名なプラグイン(ダウンロード数が多いプラグイン)は、攻撃のターゲットとして狙われやすいという側面があります。

当社では、WordPress自体は非常に堅牢なCMSであり、バージョンアップをしっかりと行えば大きな侵入のリスクは少ないと考えています。
実際に、WordPress本体(コア)の脆弱性の数はプラグインやテーマに比べて少なく、特に最近では緊急レベルの脆弱性報告は減少しています。
※詳細は、当社が公表しているWordPressの脆弱性情報一覧を参照してください。

一方で、膨大な数のプラグインやアドオンが存在し、それらの脆弱性を狙った攻撃が増加しています。
※Patchstackの「State of WordPress Security 2026」によれば、2025年に報告されたWordPress関連の脆弱性全11,334件のうち、91%がプラグイン、9%がテーマに起因し、WordPressコア由来は少数(6件)にとどまっています。
WordPressはコア(本体)のバージョンアップをすることが大事という点は変わりませんが、コア(本体)だけバージョンアップしてればよいわけではない点に注意が必要です。

特に、Custom Post Type UIのようなダウンロード数の多いプラグインは、多くのユーザーに利用されているため狙われる傾向にあります。

そのため、Custom Post Type UIのように定期的にアップデートされ、脆弱性が迅速に修正されることは、セキュリティ対策の観点から非常に重要です。
当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントに推奨していません。

Custom Post Type UIのバージョン情報に関するポイント

Custom Post Type UIは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョンイングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。

なお、一部のバージョンでは4桁目の数字が追加されていますが、これは軽微な修正時に採番される独自のバージョニング方式であると考えられます。

2026年4月3日現在、Custom Post Type UIの最新バージョンは1.18.3であり、WordPress 6.9.4までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであることから、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

バージョン1.18.1以下には既知の脆弱性があるため、最新のパッチバージョンへのアップデートを実施してください。

Custom Post Type UIのバージョン情報

2026年4月3日現在での、Custom Post Type UIのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
1.18.3 2026年1月8日 サポート中
1.18.2 2025年12月5日 2026年1月8日 CVE-2025-14056
1.18.1 2025年11月20日 2025年12月5日 CVE-2025-12826
1.13.5 2023年3月27日 2023年5月31日 CVE-2023-1623
1.7.4 2020年3月18日 2020年8月11日 WordFence

※上記の内容は、WordPress公式サイトの開発ログの情報を正として、バージョン1.18.1までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン1.18.1以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Custom Post Type UIの脆弱性情報

Custom Post Type UIの最新バージョンは1.18.3であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Custom Post Type UI 1.18.1以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。特にバージョン1.7.3以下をご使用の場合には最新バージョンへのアップデートを強く推奨いたします。

なお、Custom Post Type UI自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2025-14056
CVE-2025-14056 Detail
CVSS v3
4.4 (警告)
・Custom Post Type UI 1.18.1までのバージョン ・Custom Post Type UI 1.18.2
CVE-2025-12826
CVE-2025-12826 Detail
CVSS v3
4.8 (警告)
・Custom Post Type UI 1.18.0までのバージョン ・Custom Post Type UI 1.18.1
CVE-2023-1623
JVNDB-2023-026700
CVSS v3
6.5 (警告)
・Custom Post Type UI 1.13.4までのバージョン ・Custom Post Type UI 1.13.5
WordFence CVSS v3
8.8 (重要)
・Custom Post Type UI 1.7.3までのバージョン ・Custom Post Type UI 1.7.4

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEの番号が採番されていない脆弱性情報については、Wordfenceなどの情報へのリンクを掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠していますが、NVDにてスコアリングされていない場合には、Wordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、Custom Post Type UIに関するものを掲載しています。 Custom Post Type UI Extendedについては、CVE、JVN、NVDなどの情報をご確認ください。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Custom Post Type UIのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Custom Post Type UIは世界的に有名なプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、よくお世話になるプラグインです。

しかしながら、Custom Post Type UI自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、Custom Post Type UIとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。