【2026年9月版】Wordfence Securityのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、Wordfence Securityのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年9月16日に改訂しています。

Wordfence Securityは、WordPressサイトのセキュリティを強化するプラグインであり、Defiant Inc.によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは500万以上、総ダウンロード数は4億2692万回以上を計測しており、世界的にも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Wordfence Securityの概要並びに脆弱性情報及びその対応状況をご紹介いたします。
Wordfence Securityを安全に運用していただく一助になれば幸いです。

Wordfence Securityとは

Wordfence Securityは、前述の通り、Defiant Inc.が開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、WordPressサイトに対する包括的なセキュリティ機能を提供するプラグインです。

Web Application Firewall (WAF) が悪意のあるトラフィックをブロックし、マルウェアスキャンがサイトの脆弱性をチェックしてくれる他、ログインセキュリティ機能では、二段階認証 (2FA) やログイン試行回数制限で不正アクセスを防いでくれることから、WordPressサイトのセキュリティ対策として多くの人に利用されています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Wordfence Securityについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年9月16日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、最新バージョンを使用している限りにおいては、セキュリティ面でのリスクは少ないと判断しています。

ただし、過去でも、公式サイトにおいていくつかの脆弱性対応が公表されていることから、Wordfence Securityをご利用になられている場合には、最新バージョンをご利用になられているか定期的に確認されることを推奨いたします。

Wordfence Securityのバージョン情報

2026年9月16日現在、Wordfence Securityの最新バージョンは9.0.1であり、WordPress 7.1までテストされています。

WordPressプラグインの多くでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

なお、バージョン情報は次の表の通りですが、Wordfence Securityでは旧バージョンごとの公式EOLは公表されていません。

バージョン リリース日 修正された脆弱性
9.0.1 2026年9月8日
7.6.1 2022年9月6日 CVE-2022-3144
7.6.0 2022年7月28日
7.1.14 2018年10月1日 Wordfence
6.1.7 2016年5月10日 Wordfence
5.2.4 2014年9月15日 Wordfence
Wordfence
Wordfence
5.2.3 2014年9月12日 Wordfence
5.1.5 2014年7月5日 CVE-2014-4932
5.1.4 2014年6月24日 CVE-2014-4664
3.8.3 2013年8月28日 Wordfence
3.3.7 2012年10月19日 Wordfence
Wordfence

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、最新バージョン(9.0.1)及び既知の脆弱性の影響を受けるバージョンの中で最も新しいバージョン(7.6.0)を掲載しています。また、それ以外のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン7.6.0以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Wordfence Securityの脆弱性情報

Wordfence Securityに関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2022-3144
JVNDB-2022-017644
CVSS v3
4.8 (警告)
・Wordfence Security 7.6.0までのバージョン ・Wordfence Security 7.6.1
Wordfence CVSS v3
4.7 (警告)
・Wordfence Security 7.1.13までのバージョン ・Wordfence Security 7.1.14
Wordfence CVSS v3
6.1 (警告)
・Wordfence Security 6.1.1から6.1.6までのバージョン ・Wordfence Security 6.1.7
Wordfence CVSS v3
7.2 (重要)
・Wordfence Security 5.2.3までのバージョン ・Wordfence Security 5.2.4
Wordfence CVSS v3
6.5 (警告)
・Wordfence Security 5.2.3までのバージョン ・Wordfence Security 5.2.4
Wordfence CVSS v3
7.2 (重要)
・Wordfence Security 5.2.3までのバージョン ・Wordfence Security 5.2.4
Wordfence CVSS v3
7.2 (重要)
・Wordfence Security 5.2.2までのバージョン ・Wordfence Security 5.2.3
CVE-2014-4932
JVNDB-2014-008640
CVSS v3
6.1 (警告)
・Wordfence Security 5.1.4までのバージョン ・Wordfence Security 5.1.5
CVE-2014-4664
JVNDB-2014-005254
CVSS v2
4.3 (警告)
・Wordfence Security 5.1.3までのバージョン ・Wordfence Security 5.1.4
Wordfence CVSS v3
7.2 (重要)
・Wordfence Security 3.8.1までのバージョン ・Wordfence Security 3.8.3
Wordfence CVSS v3
6.5 (警告)
・Wordfence Security 3.3.6までのバージョン ・Wordfence Security 3.3.7
Wordfence CVSS v3
6.1 (警告)
・Wordfence Security 3.3.6までのバージョン ・Wordfence Security 3.3.7

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v4に基づいていますが、CVSS v4でスコアリングされていない場合にはCVSS v3に基づいて、CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値は米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠していますが、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報については、NVDでCNA(CVE採番機関)として掲載されているスコアを、NVDに情報がない場合にはWordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Wordfence Securityのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Wordfence Securityは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、Wordfence Security自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。