【2025年2月版】Animate On Scrollのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、Animate On Scrollのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2025年2月20日に執筆しています。

Animate On Scrollは、Webページ上での要素にスクロール時のアニメーション効果を簡単に実装できるJavaScriptライブラリであり、Michał Sajnógさんとコミュニティによって開発・サポートされています。

Animate On Scrollのアクティブインストール数などの情報は見つかっていませんが、公式GitHubリポジトリでは2万7千以上のstarを獲得しており、非常に人気の高いライブラリであるという印象です。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Animate On Scrollの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Animate On Scroll自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

前述の通り、Animate On Scrollは、Webページ上の要素にスクロール時のアニメーション効果を付与できる軽量なJavaScriptライブラリであり、HTML要素に専用のデータ属性を設定するだけで、ユーザーがページをスクロールする際にフェードイン、スライドイン、ズームインなど多彩なエフェクトを簡単に実装できることから、多くのWebサイトで利用されています。

一方で、利用者の多いライブラリは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないライブラリは、クライアントにお勧めしていません。

Animate On Scrollについては、2018年10月4日にリリースされた安定版の最新バージョン2.3.4およびベータ版の最新バージョン3.0.0-beta.6以降、脆弱性は見つかっていないことから、2025年2月20日現在、セキュリティ面での問題はないと考えております。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート（新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供）は最新パッチバージョンのみを対象としており、Animate On Scrollでも同様の対応が行われていると考えられます。

2025年2月20日現在での、Animate On Scrollのバージョン情報は次の通りです。

※上記の内容は、公式GithubのTagsを正として掲載しています。

Animate On Scroll安定版の最新バージョンは2.3.4、ベータ版の最新バージョンは3.0.0-beta.6であり、当社が把握している限りCVE番号が採番された脆弱性情報はありません。

前述のように、Animate On Scrollは人気のあるライブラリであり、Web制作の現場では、よく利用されています。

しかしながら、Animate On Scroll自体のバージョンアップをしようと思っても、JavaScriptの知識が必要であったり、作業が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

Animate On Scrollを使用したWebサイト制作やアップデートを含む保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。