【2026年7月版】WooCommerce Stripe Payment Gatewayのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はWooCommerce Stripe Payment Gatewayのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年7月3日に改訂しています。

WooCommerce Stripe Payment Gatewayは、WooCommerceサイトにStripeのオンライン決済機能を統合できるプラグインであり、StripeとWooCommerceによって作成された公式プラグインです。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは70万以上、総ダウンロード数は4859万回以上を計測しており、世界的にも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にWooCommerce Stripe Payment Gatewayの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、WooCommerce Stripe Payment Gatewayの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介いたします。
WooCommerce Stripe Payment Gateway自体を安全に運用していただく一助になれば幸いです。

WooCommerce Stripe Payment Gatewayとは

WooCommerce Stripe Payment Gatewayは、前述の通り、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、WooCommerceサイトにStripeのオンライン決済機能を統合することができます。

クレジットカード、Apple Pay、Google Pay、Bank Redirectsなど多様な決済手段に対応している他、セキュアなトークン化によりカード情報を自社サーバーに保持せず、安全性と利便性を両立できることから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、人気のあるプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

WooCommerce Stripe Payment Gatewayについては、定期的にバージョンアップがなされていること、また、過去脆弱性が見つかっていますが迅速に対応されていることから、2026年7月3日現在、最新バージョンを使用している限りにおいて、セキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

WooCommerce Stripe Payment Gatewayのバージョン情報に関するポイント

公式サイトに直接的な記載はありませんが、WooCommerce Stripe Payment Gatewayは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。

なお、一部のバージョンでは4桁目の数字が追加されていますが、これはセマンティックバージョニングの定義に従ったビルドメタデータやプレリリースではなく、追加の修正や同一日に複数のリリースを行った際に適用される、独自のバージョニング方式であると考えられます。

2026年7月3日現在、WooCommerce Stripe Payment Gatewayの最新バージョンは10.8.3であり、WordPress 7.0までテストされています。

WordPressプラグインの多くでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

WooCommerce Stripe Payment Gatewayのバージョン情報

2026年7月3日現在での、WooCommerce Stripe Payment Gatewayのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
10.8.3 2026年6月22日 公式サポート対象
10.8.2 2026年6月15日 2026年6月22日
10.8.1 2026年6月11日 2026年6月15日
10.8.0 2026年6月8日 2026年6月11日 CVE-2026-2381
10.7.0 2026年5月12日 2026年6月8日
7.6.2 2023年10月31日 2023年11月9日 CVE-2023-51502
7.6.1 2023年10月17日 2023年10月31日 CVE-2023-44999
7.4.1 2023年5月30日 2023年7月31日 CVE-2023-35049
CVE-2023-34000

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、脆弱性の影響を受けるバージョンの中で最も新しいバージョン(10.7.0)までを掲載しています。また、その他のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを掲載しています。
※バージョン10.7.0以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

WooCommerce Stripe Payment Gatewayの脆弱性情報

WooCommerce Stripe Payment Gatewayの最新バージョンは10.8.3であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、WooCommerce Stripe Payment Gateway 10.7.0以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。

WooCommerce Stripe Payment Gateway自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2026-2381
CVE-2026-2381 Detail
CVSS v3
6.5 (重要)
・WooCommerce Stripe Payment Gateway 10.7.0までのバージョン ・WooCommerce Stripe Payment Gateway 10.8.0
CVE-2023-51502
JVNDB-2023-024831
CVSS v3
9.8 (緊急)
・WooCommerce Stripe Payment Gateway 7.6.1までのバージョン ・WooCommerce Stripe Payment Gateway 7.6.2
CVE-2023-44999
JVNDB-2023-028308
CVSS v3
8.8 (重要)
・WooCommerce Stripe Payment Gateway 7.6.0までのバージョン ・WooCommerce Stripe Payment Gateway 7.6.1
CVE-2023-35049
JVNDB-2023-028436
CVSS v3
9.8 (緊急)
・WooCommerce Stripe Payment Gateway 7.4.0までのバージョン ・WooCommerce Stripe Payment Gateway 7.4.1
CVE-2023-34000
CVE-2023-34000 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・WooCommerce Stripe Payment Gateway 7.4.0までのバージョン ・WooCommerce Stripe Payment Gateway 7.4.1

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

WooCommerce Stripe Payment Gatewayのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、WooCommerce Stripe Payment Gatewayは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、WooCommerce Stripe Payment Gateway自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。