【2026年3月版】Better Search Replaceのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はBetter Search Replaceのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年3月26日に執筆しています。

Better Search Replaceは、WordPress サイトのドメイン変更やサーバー移転時に、データベース内の URL や文字列を一括で検索・置換するためのプラグインであり、WPEngine,Inc.によってサポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは100万以上、総ダウンロード数は1735万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にBetter Search Replaceの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Better Search Replaceの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Better Search Replace自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Better Search Replaceとは

前述の通り、Better Search Replaceは、WordPress サイトのドメイン変更やサーバー移転時に、データベース内の URL や文字列を一括で検索・置換することができるオープンソースのプラグインです。

対象テーブルの選択も可能である他、シリアライズされたデータにも対応して検索・置換できること、実行前に影響件数だけ確認できるドライラン機能、マルチサイト対応機能などを備えていることから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Better Search Replaceについては、最新バージョンリリース以降脆弱性は見つかっていないこと、過去脆弱性が見つかった際には迅速に対応されていることから、2026年3月26日現在、最新バージョンを使用していればセキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

Better Search Replaceのバージョン情報に関するポイント

Better Search Replaceは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています(パッチバージョンがゼロの場合は省略表記されるようです)。

2026年3月26日現在、Better Search Replaceの最新バージョンは1.4.10であり、WordPress 6.9.4までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであるため、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Better Search Replaceのバージョン情報

2026年3月26日現在での、Better Search Replaceのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
1.4.10 2025年1月14日 サポート中
1.4.9 2024年10月4日 2025年1月14日
1.4.8 2024年9月3日 2024年10月4日
1.4.7 2024年5月30日 2024年9月3日
1.4.6 2024年4月17日 2024年5月30日
1.4.5 2024年1月18日 2024年4月17日 CVE-2023-6933
1.4.4 2023年12月14日 2024年1月18日
1.4.1 2022年7月25日 2023年1月11日 CVE-2022-2593

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン1.4.4までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを記載しています。
※バージョン1.4.4以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Better Search Replaceの脆弱性情報

Better Search Replaceの最新バージョンは1.4.10であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Better Search Replace 1.4.4以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください

Better Search Replace自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2023-6933
JVNDB-2023-026006
CVSS v3
9.8 (緊急)
・Better Search Replace 1.4.4までのバージョン ・Better Search Replace 1.4.5
CVE-2022-2593
JVNDB-2022-017106
CVSS v3
7.2 (重要)
・Better Search Replace 1.4までのバージョン ・Better Search Replace 1.4.1

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Better Search Replaceのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Better Search Replaceは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、Better Search Replace自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、各種プラグイン、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。