【2026年4月版】Loginizerのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はLoginizerのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年4月3日に執筆しています。

Loginizerは、WordPressのログイン保護を強化するセキュリティプラグインであり、Softaculous(運営主体:Electron Technologies FZC)によってサポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは100万以上、総ダウンロード数は2988万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にLoginizerの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Loginizerの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Loginizer自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Loginizerとは

前述の通り、Loginizerは、WordPressのログイン保護を強化するセキュリティプラグインであり、一定回数以上の失敗ログインを行ったIPをブロックすることでブルートフォース攻撃に対処できるほか、失敗ログの記録、IPのブラックリスト・ホワイトリスト設定、失敗時のカスタムエラーメッセージ、重要ファイルやフォルダの権限チェックなどに対応していることから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Loginizerについては、最新バージョンリリース以降脆弱性は見つかっていないこと、過去脆弱性が見つかった際には迅速に対応されていることから、2026年4月3日現在、最新バージョンを使用している限りはセキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

Loginizerのバージョン情報に関するポイント

Loginizerは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。

2026年4月3日現在、Loginizerの最新バージョンは2.0.6であり、WordPress 6.9.4までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであるため、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Loginizerのバージョン情報

2026年4月3日現在での、Loginizerのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
2.0.6 2026年3月2日 サポート中 -
2.0.5 2026年2月16日 2026年3月2日 -
2.0.4 2025年12月9日 2026年2月16日 -
2.0.3 2025年9月22日 2025年12月9日 -
2.0.2 2025年7月31日 2025年9月22日 -
2.0.1 2025年6月26日 2025年7月31日 -
2.0.0 2025年4月17日 2025年6月26日 -
1.9.9 2025年4月1日 2025年4月17日 -
1.9.8 2025年2月10日 2025年4月1日 -
1.9.7 2025年1月17日 2025年2月10日 -
1.9.6 2024年12月28日 2025年1月17日 -
1.9.5 2024年12月27日 2024年12月28日 -
1.9.4 2024年11月18日 2024年12月27日 -
1.9.3 2024年10月22日 2024年11月18日 CVE-2024-10097
1.9.2 2024年10月1日 2024年10月22日 -
1.7.9 2023年4月28日 2023年7月17日 CVE-2023-2296
1.7.8 2023年4月7日 2023年4月28日 -
1.7.7 2023年2月21日 2023年4月7日 -
1.7.6 2022年11月14日 2023年2月21日 CVE-2022-45084
CVE-2022-45079
1.6.4 2020年10月16日 2020年11月24日 CVE-2020-27615
1.4.0 2018年5月21日 2018年12月20日 CVE-2018-11366
1.3.6 2017年8月6日 2017年9月4日 CVE-2017-12651
CVE-2017-12650

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン1.9.2までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン1.9.2以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Loginizerの脆弱性情報

Loginizerの最新バージョンは2.0.6であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Loginizer 1.9.2以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。

Loginizer自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2024-10097
JVNDB-2024-012134
CVSS v3
8.1 (重要)
・Loginizer 1.9.2までのバージョン ・Loginizer 1.9.3
CVE-2023-2296
CVE-2023-2296 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・Loginizer 1.7.8までのバージョン ・Loginizer 1.7.9
CVE-2022-45084
CVE-2022-45084 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・Loginizer 1.7.5までのバージョン ・Loginizer 1.7.6
CVE-2022-45079
CVE-2022-45079 Detail
CVSS v3
8.8 (重要)
・Loginizer 1.7.5までのバージョン ・Loginizer 1.7.6
CVE-2020-27615
CVE-2020-27615 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・Loginizer 1.6.3までのバージョン ・Loginizer 1.6.4
CVE-2018-11366
CVE-2018-11366 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・Loginizer 1.3.8から1.3.9までのバージョン ・Loginizer 1.4.0
CVE-2017-12651
JVNDB-2017-006020
CVSS v3
8.8 (重要)
・Loginizer 1.3.5までのバージョン ・Loginizer 1.3.6
CVE-2017-12650
CVE-2017-12650 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・Loginizer 1.3.5までのバージョン ・Loginizer 1.3.6

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVE番号が採番されていない脆弱性情報については、Wordfenceの情報を掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Loginizerのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Loginizerは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、Loginizer自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。