【2026年5月版】Maintenanceのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はMaintenanceのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年5月13日に執筆しています。

Maintenanceは、WordPressサイトのメンテンスページを作成するプラグインであり、WebFactory Ltdによってサポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは100万以上、総ダウンロード数は1738万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にMaintenanceの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Maintenanceの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Maintenance自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Maintenanceとは

前述の通り、Maintenanceは、WordPressサイトを一時的に閉じ、訪問者にメンテナンス・近日公開ページを表示するプラグインです。

無料版でも、503エラーの有効・無効切替の設定、認証付き一時ページ、ロゴ・背景画像・色・見出し・本文の編集、フロントエンドログイン、GA連携、除外ページ設定、主要キャッシュ系プラグイン対応など、公開前や改修中の設定や見せ方をノーコードで整えることができることから、人気があります。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Maintenanceについては、定期的にバージョンアップがされており、かつ最新バージョンでは未修正の脆弱性情報が公表されていないことから、2026年5月13日現在、最新バージョンを使用していれば、セキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

Maintenanceのバージョン情報に関するポイント

Maintenanceは、通常のセマンティックバージョニングとは異なる独自のバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョンの2つの数字で構成されています。

2026年5月13日現在、Maintenanceの最新バージョンは4.21であり、WordPress 7.0までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Maintenanceのバージョン情報

2026年5月13日現在での、Maintenanceのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
4.21 2026年4月2日 サポート中
4.20 2026年1月3日 2026年4月2日
4.19 2025年11月19日 2026年1月3日
4.18 2025年7月31日 2025年11月19日
4.17 2025年1月22日 2025年7月31日
4.16 2025年1月10日 2025年1月22日
4.15 2024年10月22日 2025年1月10日
4.14 2024年10月17日 2024年10月22日
4.13 2024年10月13日 2024年10月17日
4.12 2024年6月7日 2024年10月13日
4.10 2024年6月3日 2024年6月7日
4.08 2023年8月31日 2024年6月3日
4.07 2022年5月6日 2023年8月31日
4.06 2022年5月6日 2022年5月6日
4.05 2022年1月4日 2022年5月6日
4.03 2021年7月18日 2022年1月4日 CVE-2021-24533
4.02 2021年3月6日 2021年7月18日

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン4.02までを掲載しています。
※バージョン4.02以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Maintenanceの脆弱性情報

Maintenanceの最新バージョンは4.21であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Maintenance 4.02以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへのアップデートをお勧めします

Maintenance自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2021-24533
JVNDB-2021-012060
CVSS v3
4.8 (警告)
・Maintenance 4.02までのバージョン ・Maintenance 4.03

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEの採番がされていない脆弱性情報については、Wordfenceへのリンクを掲載してあります。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Maintenanceのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Maintenanceは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、Maintenance自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。