【2026年6月版】Safe SVGのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事は、Safe SVGのバージョンと脆弱性への対応状況について、2026年6月10日に執筆したものです。

Safe SVGは、WordPressにてSVGのアップロードを安全に有効化するプラグインであり、10upとコミュニティによって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは100万以上、総ダウンロード数1304万回以上を計測しており、世界でも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Safe SVGの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Safe SVG自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Safe SVGとは

前述の通り、WordPressにてSVGのアップロードを安全に有効化するプラグインです。

SVGを手軽に安全に扱えるだけでなく、SVG/XMLの脆弱性の脆弱性対策としてサニタイズし、メディアライブラリでSVGプレビューも可能であることから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Safe SVGについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年6月10日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、最新バージョンを使用している限りにおいては、セキュリティ面でのリスクは少ないと判断しています。

Safe SVGのバージョン情報に関するポイント

Safe SVGでは、一般的なセマンティックバージョニングに近いバージョニングが採用されているようです。
3つの数字の左から「メジャーバージョン.マイナーバージョン.パッチバージョン」となります。

2026年6月10日現在、Safe SVGの最新バージョンは2.4.0であり、WordPress 7.0までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)は最新パッチバージョンのみを対象としており、Safe SVGでも同様の対応が行われていると考えられます。

パフォーマンス向上およびセキュリティ対策の観点から、常に最新のマイナーバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Safe SVGのバージョン情報

2026年6月10日現在での、Safe SVGのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
2.4.0 2025年9月22日 サポート中
2.3.3 2025年8月13日 2025年9月22日
2.3.2 2025年7月21日 2025年8月13日
2.3.1 2024年12月5日 2025年7月21日
2.3.0 2024年11月25日 2024年12月5日
2.2.6 2024年8月28日 2024年11月25日 CVE-2024-8378
2.2.5 2024年6月27日 2024年8月28日
1.9.10 2022年2月23日 2022年4月6日 CVE-2022-1091
1.9.6 2019年11月7日 2019年12月10日 Wordfence
1.9.5 2019年11月4日 2019年11月7日 CVE-2019-18855
CVE-2019-18854

※上記の内容は、WordPress公式開発ログの情報を正として、バージョン2.2.5までを掲載しています。また、2.2.5以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン2.2.5以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Safe SVGの脆弱性情報

Safe SVGの最新バージョンは2.4.0であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Safe SVG 2.2.5以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。

なお、Safe SVG自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2024-8378
JVNDB-2024-024050
CVSS v3
4.8 (警告)
・Safe SVG 2.2.5までのバージョン ・Safe SVG 2.2.6
CVE-2022-1091
JVNDB-2022-009562
CVSS v3
6.1 (警告)
・Safe SVG 1.9.9までのバージョン ・Safe SVG 1.9.10
Wordfence CVSS v3
5.4 (警告)
・Safe SVG 1.9.5までのバージョン ・Safe SVG 1.9.6
CVE-2019-18855
JVNDB-2019-011723
CVSS v3
7.5 (重要)
・Safe SVG 1.9.4までのバージョン ・Safe SVG 1.9.5
CVE-2019-18854
CVE-2019-18854 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・Safe SVG 1.9.4までのバージョン ・Safe SVG 1.9.5

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠していますが、NVDにてスコアリングされていない場合には、Wordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Safe SVGのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Safe SVGは世界的に有名なプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、よくお世話になるプラグインです。

しかしながら、Safe SVG自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、サーバーの設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。