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根雪が解け今年初のデッキでの昼食、
やっと春らしくなりました。
「蕎麦まえ」と言われる蕎麦をすする前にいただく、
色々な「つまみ」で酒を飲む事、
これが居酒屋の始まりと聞いています。
「蕎麦」、酒好きの僕が、佐渡でいただいた蕎麦の話をします。
最初は小木町の老舗の宿や町家が並ぶ素敵な通りの一軒でした。
お店に入って直ぐは一般の蕎麦屋ですが、次の「間」は、
なんと、吹き抜けの天井で歴史を感じさせる町家造りで、
ここでいただいた佐渡産蕎麦粉の「手打ち蕎麦」、
「つまみ」も最高に美味しかった思い出があります。
次の一軒は、川向こうに大きな一本桜がある近くで、
この桜が咲くと種まきを始めるとか・・・
村の集会場のような店構えでした。
蕎麦粉100%の蕎麦なんでしょうか?
この蕎麦の味は、老舗の蕎麦屋の味でなく、
うまく言葉で言い表せないですが、「打ち手の人柄・・・」を味わう
「素朴な蕎麦」、そんな印象を受けました。
また、隅に置かれていた、地元の年配の方が「わら」で編んだ
一升瓶や五合瓶、ワインを入れて持ち運ぶ「小物」を見つけ、
今も友人宅に呼ばれた折に使っています。
近年に訪れた一軒と言っても6〜7年前になりますかね・・・?
道脇から二、三段下りた「古民家」で素敵なご夫婦が営んでおられる店でした。
板の襖や階段、家具が蕎麦の味を引き立たせる脇役で、
良い雰囲気を醸し出していました。
蕎麦の味はもちろんですが、佐渡の海、山、里の幸、
これらの「一品」があり最高のお店でした。
で、このお店の名刺の上に置かれていた小石を竹で囲んである
小物を見つけ、これは小木町の竹細工作家の作品と聞き・・・
今では、これら小物が、
佐渡でお会いした人々の「良い思い出」を残してくれています。
何よりも、僕を案内し「大切な時空」を作ってくれた友人達へ感謝です。
「ありがとう。」
As it is...from NY
生駒山の麓に生まれ、育つ。
東京の美大を選び、学ぶ。
卒業後、アメリカの広告代理店に入社、
1971年、ニューヨークへ転勤、
1981年、アサダデザイン設立、現在に至る。
マンハッタンの北上、キャッツキル山中の風と暮らす。