【2026年8月版】ContactForm7のバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、Contact Form 7のバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年8月3日に改訂しています。

Contact Form 7は、日本の株式会社ロックロブスターが開発・サポートを継続している、WordPress向けオープンソースのフォーム作成プラグインです。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは1000万以上、総ダウンロード数約4億1903万回を計測しており、世界で最も使われているフォームプラグインの一つと言ってよいでしょう。
Web制作会社である当社も、WordPressを選択する際にはかなりの頻度で使用させていただいております。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Contact Form 7の概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介いたします。
Contact Form 7を安全に運用していただく一助になれば幸いです。

Contact Form 7とは

前述の通り、Contact Form 7は、WordPress向けオープンソースのフォーム作成プラグインであり、総ダウンロード約4億1903万回を計測している世界で最も使われているプラグインの一つです。

フォーム作成プラグインとして、必要にして十分な機能が備わっており、簡単にフォームを作成すること、株式会社ロックロブスターによる開発・サポートが安定していることなどから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Contact Form 7については、定期的にバージョンアップされており、かつ重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、2026年8月3日現在、最新バージョンを使用していれば、既知の脆弱性を起因とするセキュリティリスクは少ないと考えております(脆弱性が存在しないことを保証するものではありません)。

なお、後述のように、フォームプラグインについて脆弱性が見つかることもあることから、適宜最新情報を取得されたうえで、最新バージョンへのバージョンアップを実施されることを推奨します。

Contact Form 7のバージョン情報

2026年8月3日現在、Contact Form 7の最新バージョンは6.1.6であり、WordPress 7.0.2までテストされています。

バージョン6.1.5では、メールヘッダーインジェクションを防ぐためのセキュリティ修正が行われ、公式は全ユーザーに早急な更新を推奨しました。公式発表では、本件のCVE番号、CVSS、影響を受けるバージョンの下限は明示されていません。
少なくとも6.1.4以前を使用している場合には、最新版の6.1.6へ更新することを推奨します。

なお、バージョン情報は次の表の通りですが、Contact Form 7では旧バージョンごとの公式EOLは公表されていません。
本表では、後継バージョンの公開日を旧バージョンの実質的なサポート終了日として扱っています。

Contact Form 7の
バージョン
リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
6.1.6 2026年5月15日 サポート対象
6.1.5 2026年2月8日 2026年5月15日 メールヘッダーインジェクションを防ぐためのセキュリティ修正
6.1.4 2025年11月30日 2026年2月8日
6.0.6 2025年4月10日 2025年6月26日 CVE-2025-3247
5.9.5 2024年5月21日 2024年6月17日

CVE-2024-4704

5.9.2 2024年3月12日 2024年3月21日

CVE-2024-2242

5.8.4 2023年11月30日 2023年12月19日

CVE-2023-6449

5.3.2 2020年12月17日 2021年2月6日

CVE-2020-35489

5.0.4 2018年9月4日 2018年10月30日

CVE-2018-20979

3.7.2 2014年2月26日 2014年4月16日

CVE-2014-2265

※上記の内容は、Contact Form 7公式サイトの情報を正として掲載しています。
※上記の内容は、バージョン6.1.4までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン6.1.4以下は、セキュリティ対策も含めた理由により、公式によるアップグレードが推奨されていますので、グレーにしています。

Contact Form 7の脆弱性情報

Contact Form 7に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン

CVE-2025-3247
CVE-2025-3247 Detail

CVSS v3
5.3 (警告)
・Contact Form 7_6.0.5までのバージョン ・Contact Form 7_6.0.6

CVE-2024-4704
JVNDB-2024-003835

CVSS v3
6.1 (警告)
・Contact Form 7_5.9.4までのバージョン ・Contact Form 7_5.9.5

CVE-2024-2242
CVE-2024-2242 Detail

CVSS v3
6.1 (警告)
・Contact Form 7_5.9までのバージョン ・Contact Form 7_5.9.2

CVE-2023-6449
JVNDB-2023-018477

CVSS v3
7.2 (重要)
・Contact Form 7_5.8.3までのバージョン ・Contact Form 7_5.8.4

CVE-2020-35489
JVNDB-2020-014846

CVSS v3
10.0 (緊急)
・Contact Form 7_5.3.1までのバージョン ・Contact Form 7_5.3.2

CVE-2018-20979
JVNDB-2019-008261

CVSS v3
9.8 (緊急)
・Contact Form 7_5.0.3までのバージョン ・Contact Form 7_5.0.4

CVE-2014-2265
JVNDB-2014-001648

CVSS v2
5.0 (警告)
・Contact Form 7_3.7.1までのバージョン ・Contact Form 7_3.7.2

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordfenceのスコアに準拠しています。
※CVE-2023-6630について、JVNではRock LobsterのContact Form 7本体の脆弱性として掲載されています。しかし、CVE公式レコード、修正コミット及びWordfenceの脆弱性情報を確認したところ、対象製品は別プラグインである「Contact Form 7 – Dynamic Text Extension」とされています。JVNの記載は、NVDが初期分析時に誤ってContact Form 7本体のCPEを割り当てたことに由来すると考えられるため、本記事ではContact Form 7本体の脆弱性として扱いません。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報は、あくまでもContact Form 7自体に関する脆弱性情報です。Contact Form 7用のアドオンの一部には大量の脆弱性情報がありますので、ご使用のアドオンについてはNVDなどでの確認をお勧めいたします。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Contact Form 7の保守管理を継続する体制について

前述のように、Contact Form 7は世界で認められているプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、かなりの確率でお世話になるプラグインです。

しかしながら、Contact Form 7自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、Contact Form 7用のアドオンの問題があったりして、バージョンアップが困難であることもあると思います。
あるいは、他のプラグインの影響によってContact Form 7が正常に動作しないなどの問題に直面されているかもしれません。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHPについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。