【2026年6月版】No Category Baseのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、No Category Baseのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年6月30日に改訂しています。

No Category Baseは、WordPressのカテゴリースラッグから/category/を自動的に削除できるプラグインであり、DigitalMEによって開発・サポートが継続されています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは10万以上、総ダウンロード数は103万回以上を計測しており、人気があるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、今後見つかるかもしれない脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、No Category Baseの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、No Category Base自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

No Category Baseとは

前述の通り、No Category Baseは、DigitalMEによって開発・サポートが継続されているオープンソースのWordPressプラグインです。

このプラグインを使用すると、WordPressのカテゴリースラッグから/category/を自動的に削除し、URL構造の簡素化、可読性向上、既存URLからの301リダイレクトによる影響軽減を実現することができます。

No Category Baseの主な機能

カテゴリーベースを削除 WordPressのデフォルトで設定されている/category/というスラッグをURLから自動的に削除する機能です。
例えば、通常のカテゴリーページURLがhttps://example.com/category/sample-category/の場合、このプラグインを使用することで、URLをhttps://example.com/sample-category/に短縮することができます。
これにより、よりシンプルなURL構造を作り、クローラーやユーザーにとっての可読性を向上させることができます。
WPML互換 WordPressの多言語対応プラグインであるWPML(WordPress Multilingual Plugin)と互換性を有しています。
多言語サイトでカテゴリーページを運営している場合でも、各言語で適切にスラッグが削除され、上記利点を多言語環境でも享受できます。
リダイレクト機能 古いURL形式(/category/付きのURL)でアクセスされた場合でも、自動的に新しいURL(/category/なしのURL)にリダイレクトさせることができます。
このリダイレクト機能により、古いリンクやブックマークが機能し続けることで、SEO対策やユーザーエクスペリエンスへの悪影響を最小限に抑えることができます。
リダイレクトはSEO対策面で悪影響を与えないように適切に301リダイレクトを使用します。

開発・アップデートの継続

前述のように、人気のあるプラグイン(ダウンロード数が多いプラグイン)は、攻撃のターゲットとして狙われやすいという側面があります。

当社では、WordPress自体は非常に堅牢なCMSであり、バージョンアップをしっかりと行えば大きな侵入のリスクは少ないと考えています。
実際に、WordPress本体(コア)の脆弱性の数はプラグインやテーマに比べて少なく、特に最近では緊急レベルの脆弱性報告は減少しています。
※詳細は、当社が公表しているWordPressの脆弱性情報一覧を参照してください。

一方で、膨大な数のプラグインやアドオンが存在し、それらの脆弱性を狙った攻撃が増加しています。
特に有名なプラグインは、多くのユーザーに利用されているため、脆弱性が発見された場合、そのプラグインを狙った攻撃が集中する可能性があります。
※Patchstackの「State of WordPress Security 2026」によれば、2025年に報告されたWordPress関連の脆弱性全11,334件のうち、91%がプラグイン、9%がテーマに起因し、WordPressコア由来は少数(6件)にとどまっています。
WordPressはコア(本体)のバージョンアップをすることが大事という点は変わりませんが、コア(本体)だけバージョンアップしていればよいわけではない点に注意が必要です。

No Category Baseは数多くある有名プラグインのなかで、現時点で脆弱性が見つかっていない数少ないプラグインです。

しかしながら、当社では、更新が滞っているプラグインについては、たとえ現在脆弱性が発見されていなかったとしても、クライアントに推奨していません。

No Category Baseのバージョン情報に関するポイント

公式サイトに直接的な記載はありませんが、No Category Baseは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されていました。

2026年6月30日現在、No Category Baseの最新バージョンは1.5.6であり、WordPress 6.9.4までテストされています。

多くのWordPressプラグインでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)は最新パッチバージョンのみを対象としており、No Category Baseでも同様の対応が行われていると考えられます。

No Category Baseのバージョン情報

2026年6月30日現在での、No Category Baseのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
1.5.6 2026年6月10日 サポート中
1.5.5 2026年4月28日 2026年6月10日
1.5.4 2026年4月14日 2026年4月28日
1.5.3 2026年4月13日 2026年4月14日
1.5.2 2026年4月8日 2026年4月13日
1.5.1 2026年4月6日 2026年4月8日
1.5 2026年4月6日 2026年4月6日

※上記の内容は、WordPress公式の開発ログの情報を正として、バージョン1.5までを掲載しています。

No Category Baseの脆弱性情報

No Category Baseの最新バージョンは1.5.6であり、当社が把握している限り、公開の脆弱性情報は確認できませんでした。

No Category Baseのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、No Category Baseは人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、よくお世話になるプラグインです。

しかしながら、No Category Base自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDB、各種サーバーについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを 構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。