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皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。
本記事は、The Post Gridのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年1月22日に執筆しています。
The Post Gridは、WordPressの標準投稿タイプやカスタム投稿タイプを、グリッド・リスト・カード形式などで柔軟に表示できるプラグインであり、RadiusThemeというチームによって開発・サポートされています。
WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは10万以上、総ダウンロード数は316万回以上を計測しており、人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。
一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にThe Post Gridの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。
この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、The Post Gridの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、The Post Grid自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。
少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
前述の通り、The Post Gridは、RadiusThemeが開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、WordPressの標準投稿タイプやカスタム投稿タイプを、グリッド・リスト・カード形式などで柔軟に表示できるプラグインです。
直感的なUIで投稿一覧を整ったデザインにでき、無料版でも十分な表示パターンとカスタマイズ性を備えていること、テーマ依存が少なく、ブログから企業サイトまで幅広く使える汎用性の高さを有することから、人気があるプラグインです。
一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。
The Post Gridについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年1月22日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、セキュリティ面で致命的な問題が生じている状況ではないと判断しています。
The Post Gridは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。
2026年1月22日現在、The Post Gridの最新バージョンは7.8.8であり、WordPress 6.8.3までテストされています。
通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。
2026年1月22日現在での、The Post Gridのバージョン情報は次の通りです。
| バージョン | リリース日 | サポート期限 | 修正された脆弱性 |
| 7.8.8 | 2025年11月13日 | サポート中 | - |
| 7.8.7 | 2025年10月23日 | 2025年11月13日 | - |
| 7.8.6 | 2025年10月21日 | 2025年10月23日 | - |
| 7.8.5 | 2025年9月26日 | 2025年10月21日 | - |
| 7.8.4 | 2025年9月2日 | 2025年9月26日 | - |
| 7.8.3 | 2025年8月11日 | 2025年9月2日 | - |
| 7.8.2 | 2025年6月22日 | 2025年8月11日 | - |
| 7.8.1 | 2025年6月20日 | 2025年6月22日 | - |
| 7.8.0 | 2025年6月19日 | 2025年6月20日 | - |
| 7.7.22 | 2025年6月4日 | 2025年6月19日 | - |
| 7.7.21 | 2025年5月20日 | 2025年6月4日 | - |
| 7.7.20 | 2025年5月7日 | 2025年5月20日 | - |
| 7.7.19 | 2025年3月18日 | 2025年5月7日 | - |
| 7.7.18 | 2025年3月5日 | 2025年3月18日 | CVE-2025-30814 |
| 7.7.17 | 2025年2月20日 | 2025年3月5日 | - |
| 7.7.12 | 2024年8月24日 | 2024年9月23日 | CVE-2024-7418 |
| 7.7.5 | 2024年7月2日 | 2024年8月2日 |
CVE-2024-37483 CVE-2024-37482 CVE-2024-37481 |
| 7.7.2 | 2024年5月2日 | 2024年5月15日 |
CVE-2024-1427 CVE-2024-35739 |
| 7.7.0 | 2024年4月29日 | 2024年4月30日 | CVE-2024-3936 |
| 7.5.0 | 2024年3月14日 | 2024年3月28日 | CVE-2024-3635 |
| 7.2.8 | 2023年8月8日 | 2023年8月10日 | CVE-2023-39923 |
| 5.0.5 | 2022年12月15日 | 2023年2月15日 | CVE-2022-46853 |
※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン7.7.17までを掲載しており、7.17.17未満については脆弱性が修正されたバージョンだけを掲載しています。
※バージョン7.7.17以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。
The Post Gridの最新バージョンは7.8.8であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。
また、The Post Grid 7.7.17以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。
The Post Grid自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。
| 脆弱性情報 | 深刻度 | 影響を受けるバージョン | 修正されたバージョン |
|
CVE-2025-30814 CVE-2025-30814 Detail |
CVSS v3 8.8 (重要) |
・The Post Grid 7.7.17までのバージョン | ・The Post Grid 7.7.18 |
|
CVE-2024-7418 JVNDB-2024-009763 |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・The Post Grid 7.7.11までのバージョン | ・The Post Grid 7.7.12 |
|
CVE-2024-37483 CVE-2024-37483 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・The Post Grid 7.7.4までのバージョン | ・The Post Grid 7.7.5 |
|
CVE-2024-37482 CVE-2024-37482 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・The Post Grid 7.7.4までのバージョン | ・The Post Grid 7.7.5 |
| CVSS v3 5.3 (警告) |
・The Post Grid 7.7.4までのバージョン | ・The Post Grid 7.7.5 | |
| CVSS v3 5.4 (警告) |
・The Post Grid 7.7.1までのバージョン | ・The Post Grid 7.7.2 | |
| CVSS v3 5.4 (警告) |
・The Post Grid 7.7.1までのバージョン | ・The Post Grid 7.7.2 | |
| CVSS v3 4.3 (警告) |
・The Post Grid 7.6.1までのバージョン | ・The Post Grid 7.7.0 | |
| CVSS v3 4.8 (警告) |
・The Post Grid 7.4.3までのバージョン | ・The Post Grid 7.5.0 | |
| CVSS v3 8.8 (重要) |
・The Post Grid 7.2.7までのバージョン | ・The Post Grid 7.2.8 | |
| CVSS v3 8.8 (重要) |
・The Post Grid 5.0.4までのバージョン | ・The Post Grid 5.0.5 |
※脆弱性情報については、修正されたバージョンの順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。
前述のように、The Post Gridは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。
しかしながら、The Post Grid自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。
taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、The Post GridとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。
※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。
taneCREATIVEに所属する謎のトラ。
2026年1月22日執筆