【2026年9月版】The Post Gridのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、The Post Gridのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年9月30日に改訂しています。

The Post Gridは、WordPressの標準投稿タイプやカスタム投稿タイプを、グリッド・リスト・カード形式などで柔軟に表示できるプラグインであり、RadiusThemeというチームによって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは10万以上、総ダウンロード数は366万回以上を計測しており、人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、The Post Gridの概要並びに脆弱性情報及びその対応状況をご紹介いたします。
The Post Gridを安全に運用していただく一助になれば幸いです。

The Post Gridとは

前述の通り、The Post Gridは、RadiusThemeが開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、WordPressの標準投稿タイプやカスタム投稿タイプを、グリッド・リスト・カード形式などで柔軟に表示できるプラグインです。

直感的なUIで投稿一覧を整ったデザインにでき、無料版でも十分な表示パターンとカスタマイズ性を備えていること、テーマ依存が少なく、ブログから企業サイトまで幅広く使える汎用性の高さを有することから、人気があるプラグインです。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

The Post Gridについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年9月30日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、最新バージョンを使用している限りにおいては、セキュリティ面でのリスクは少ないと判断しています。

ただし、近年でも、公式サイトにおいていくつかの脆弱性対応を公表していることから、The Post Gridをご利用になられている場合には、最新バージョンをご利用になられているか定期的に確認されることを推奨いたします。

The Post Gridのバージョン情報

2026年9月30日現在、The Post Gridの最新バージョンは7.9.7であり、WordPress 7.1.2までテストされています。

WordPressプラグインの多くでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

なお、バージョン情報は次の表の通りですが、The Post Gridでは旧バージョンごとの公式EOLは公表されていません。

バージョン リリース日 修正された脆弱性
7.9.7 2026年9月27日 -
7.9.6 2026年9月22日 CVE-2026-94680
CVE-2026-94671
7.9.5 2026年9月20日 -
7.9.3 2026年6月2日 CVE-2026-49054
7.7.18 2025年3月5日 CVE-2025-30814
7.7.12 2024年8月24日 CVE-2024-7418
7.7.5 2024年7月2日 CVE-2024-37483
CVE-2024-37482
CVE-2024-37481
7.7.2 2024年5月2日 CVE-2024-1427
CVE-2024-35739
7.7.0 2024年4月29日 CVE-2024-3936
7.5.0 2024年3月14日 CVE-2024-3635
7.2.8 2023年8月8日 CVE-2023-39923
5.0.5 2022年12月15日 CVE-2022-46853

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン7.9.5までを掲載しており、7.9.5未満については脆弱性が修正されたバージョンだけを掲載しています。
※バージョン7.9.5以下には既知の脆弱性が発見・報告されているため、グレーにしています。

The Post Gridの脆弱性情報

The Post Gridに関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2026-94680
CVE-2026-94680 Detail
CVSS v3
6.5 (警告)
・The Post Grid 7.9.5までのバージョン ・The Post Grid 7.9.6
CVE-2026-94671
CVE-2026-94671 Detail
CVSS v3
6.5 (警告)
・The Post Grid 7.9.5までのバージョン ・The Post Grid 7.9.6
CVE-2026-49054
CVE-2026-49054 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・The Post Grid 7.9.2までのバージョン ・The Post Grid 7.9.3
CVE-2025-30814
CVE-2025-30814 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・The Post Grid 7.7.17までのバージョン ・The Post Grid 7.7.18
CVE-2024-7418
JVNDB-2024-009763
CVSS v3
4.3 (警告)
・The Post Grid 7.7.11までのバージョン ・The Post Grid 7.7.12
CVE-2024-37483
CVE-2024-37483 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・The Post Grid 7.7.4までのバージョン ・The Post Grid 7.7.5
CVE-2024-37482
CVE-2024-37482 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・The Post Grid 7.7.4までのバージョン ・The Post Grid 7.7.5

CVE-2024-37481
CVE-2024-37481 Detail

CVSS v3
6.5 (警告)
・The Post Grid 7.7.4までのバージョン ・The Post Grid 7.7.5

CVE-2024-1427
CVE-2024-1427 Detail

CVSS v3
5.4 (警告)
・The Post Grid 7.7.1までのバージョン ・The Post Grid 7.7.2

CVE-2024-35739
JVNDB-2024-004721

CVSS v3
5.4 (警告)
・The Post Grid 7.7.1までのバージョン ・The Post Grid 7.7.2

CVE-2024-3936
CVE-2024-3936 Detail

CVSS v3
4.3 (警告)
・The Post Grid 7.6.1までのバージョン ・The Post Grid 7.7.0

CVE-2024-3635
CVE-2024-3635 Detail

CVSS v3
4.8 (警告)
・The Post Grid 7.4.3までのバージョン ・The Post Grid 7.5.0

CVE-2023-39923
JVNDB-2023-014119

CVSS v3
8.8 (重要)
・The Post Grid 7.2.7までのバージョン ・The Post Grid 7.2.8

CVE-2022-46853
CVE-2022-46853 Detail

CVSS v3
8.8 (重要)
・The Post Grid 5.0.4までのバージョン ・The Post Grid 5.0.5

※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値は米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠していますが、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報については、NVDでCNA(CVE採番機関)として掲載されているスコアを、NVDに情報がない場合にはWordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

The Post Gridのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、The Post Gridは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、The Post Grid自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、The Post GridとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。