【2026年3月版】Starter Templatesのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はStarter Templatesのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年3月12日に執筆しています。

Starter Templatesは、WordPressサイトを短時間で立ち上げるためのテンプレート導入プラグインであり、Brainstorm Forceによって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは200万以上、総ダウンロード数は9069万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にStarter Templatesの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Starter Templatesの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Starter Templates自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Starter Templatesとは

前述の通り、Starter Templatesは、WordPressサイトを短時間で立ち上げるためのオープンソースのテンプレート導入プラグインです。

Elementor、Gutenberg、Spectraに対応し、完成済みサイト全体、単一ページ、ブロックパターンを数クリックで読み込むことができること、ZipWPと連携したAIサイトビルダーも備え、文章・画像・構成の叩き台まで自動生成できことから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Starter Templatesについては、最新バージョンリリース以降脆弱性は見つかっていないこと、過去脆弱性が見つかった際には迅速に対応されていることから、2026年3月12日現在、最新バージョンを使用していればセキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

Starter Templatesのバージョン情報に関するポイント

Starter Templatesは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。

2026年3月12日現在、Starter Templatesの最新バージョンは4.4.51であり、WordPress 6.9.1までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Starter Templatesのバージョン情報

2026年3月12日現在での、Starter Templatesのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
4.4.51 2026年3月5日 サポート中
4.4.50 2026年2月17日 2026年3月5日
4.4.42 2025年11月14日 2025年11月27日 CVE-2025-13065
4.4.41 2025年11月4日 2025年11月14日
4.4.10 2024年12月16日 2025年1月7日 CVE-2025-24568
4.4.1 2024年8月28日 2024年9月3日 CVE-2024-47345
4.2.2 2024年5月10日 2024年5月14日 CVE-2024-4630
4.1.7 2024年4月22日 2024年4月29日 CVE-2024-1467
3.2.6 2023年6月16日 2023年8月2日 CVE-2023-41805
3.2.5 2023年6月15日 2023年6月16日 CVE-2023-41804
3.1.21 2022年12月23日 2023年1月2日 CVE-2022-46851
2.7.1 2021年10月7日 2021年10月7日 CVE-2021-42360

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン4.4.50までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョン及び脆弱性が認められる最終バージョン(4.4.41)を記載しています。
※バージョン4.4.41以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Starter Templatesの脆弱性情報

Starter Templatesの最新バージョンは4.4.51であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Starter Templates 4.4.41以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください

Starter Templates自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2025-24568
CVE-2025-24568 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・Starter Templates 4.4.9までのバージョン ・Starter Templates 4.4.10
CVE-2025-13065
CVE-2025-13065 Detail
CVSS v3
8.8 (重要)
・Starter Templates 4.4.41までのバージョン ・Starter Templates 4.4.42
CVE-2024-47345
CVE-2024-47345 Detail
CVSS v3
5.9 (警告)
・Starter Templates 4.4.0までのバージョン ・Starter Templates 4.4.1
CVE-2024-4630
CVE-2024-4630 Detail
CVSS v3
6.4 (警告)
・Starter Templates 4.2.1までのバージョン ・Starter Templates 4.2.2
CVE-2024-1467
CVE-2024-1467 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・Starter Templates 4.1.6までのバージョン ・Starter Templates 4.1.7
CVE-2023-41805
CVE-2023-41805 Detail
CVSS v3
6.5 (警告)
・Starter Templates 3.2.5までのバージョン ・Starter Templates 3.2.6
CVE-2023-41804
JVNDB-2023-019157
CVSS v3
5.4 (警告)
・Starter Templates 3.2.4までのバージョン ・Starter Templates 3.2.5
CVE-2022-46851
JVNDB-2022-024375
CVSS v3
8.8 (重要)
・Starter Templates 3.1.20までのバージョン ・Starter Templates 3.1.21
CVE-2021-42360
JVNDB-2021-015313
CVSS v3
5.4 (警告)
・Starter Templates 2.7.0までのバージョン ・Starter Templates 2.7.1

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
CVE-2024-4630の影響範囲については、データベース間で差異がありますが、修正バージョンについては4.2.2で一致していることから、本記事では4.2.1までを影響範囲としています。
CVE-2021-42360の影響範囲については、CVEでは2.7.0であるように記載されていますが、一次情報寄りのデータベースでは「2.7.0まで」と報告されていることから、本記事では「2.7.0までのバージョン」を影響範囲としています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Starter Templatesのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Starter Templatesは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、Starter Templates自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、各種プラグイン、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。