【2026年4月版】File Managerのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はFile Managerのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年4月7日に執筆しています。

File Managerは、WordPressの管理画面からサーバー上のファイルやフォルダを直接編集、削除、アップロード、ダウンロード、圧縮解凍できるプラグインであり、mndpsingh287さんによってサポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは100万以上、総ダウンロード数は3290万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にFile Managerの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、File Managerの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、File Manager自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

File Managerとは

前述の通り、File Managerは、WordPressの管理画面からサーバー上のファイルやフォルダを直接管理できるプラグインであり、無料版でもFTPやcPanelを使わずに、ファイルのアップロード・編集・削除、ドラッグ&ドロップ操作、ZIP圧縮・展開、コード編集、PDFや各種メディアのプレビューなどを行えることから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

File Managerについては、最新バージョンリリース以降脆弱性は見つかっていないこと、過去脆弱性が見つかった際には迅速に対応されていることから、2026年4月7日現在、最新バージョンを使用している限りはセキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

File Managerのバージョン情報に関するポイント

File Managerは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。

2026年4月7日現在、File Managerの最新バージョンは8.0.3であり、WordPress 6.9.4までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

File Managerのバージョン情報

2026年4月7日現在での、File Managerのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
8.0.3 2026年3月24日 サポート中 Security fixesの公式記載あり
8.0.2 2025年5月26日 2026年3月24日
8.0.1 2025年1月8日 2025年5月26日
8.0 2024年8月6日 2025年1月8日
7.2.10 2024年7月29日 2024年8月6日
7.2.9 2024年6月6日 2024年7月29日
7.2.8 2024年5月31日 2024年6月6日 CVE-2024-37254
7.2.7 2024年5月7日 2024年5月31日
7.2.6 2024年4月1日 2024年5月7日 CVE-2024-2654
7.2.5 2024年3月14日 2024年4月1日 CVE-2024-1538
7.2.2 2024年1月18日 2024年2月26日 CVE-2024-0761
CVE-2023-6825
7.1 2021年2月18日 2021年3月30日 CVE-2021-24177
6.9 2020年9月1日 2021年2月8日 CVE-2020-25213
6.5 2020年6月18日 2020年8月18日 CVE-2020-24312
4.9 2019年7月8日 2019年7月10日 Wordfence
3.1 2018年9月17日 2018年10月20日 CVE-2018-25105
CVE-2018-16967
CVE-2018-16966
3.0 2018年9月5日 2018年9月17日 CVE-2018-16363

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン7.2.7までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン7.2.7以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

File Managerの脆弱性情報

File Managerの最新バージョンは8.0.3であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、File Manager 7.2.7以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性があります(WordPress公式サイトの更新履歴ページでは、8.0.3 に Security fixesの記載がありますが、CVE番号などは見つけることができませんでした)ので、最新バージョンへとアップデートをしてください

File Manager自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2024-37254
CVE-2024-37254 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・File Manager 7.2.7までのバージョン ・File Manager 7.2.8
CVE-2024-2654
JVNDB-2024-020956
CVSS v3
6.8 (警告)
・File Manager 7.2.5までのバージョン ・File Manager 7.2.6
CVE-2024-1538
JVNDB-2024-023997
CVSS v3
8.8 (重要)
・File Manager 7.2.4までのバージョン ・File Manager 7.2.5
CVE-2024-0761
JVNDB-2024-002481
CVSS v3
7.5 (重要)
・File Manager 7.2.1までのバージョン ・File Manager 7.2.2
CVE-2023-6825
JVNDB-2023-027945
CVSS v3
9.9 (緊急)
・File Manager 7.2.1までのバージョン ・File Manager 7.2.2
CVE-2021-24177
CVE-2021-24177 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・File Manager 7.0までのバージョン ・File Manager 7.1
CVE-2020-25213
JVNDB-2020-010885
CVSS v3
9.8 (緊急)
・File Manager 6.8までのバージョン ・File Manager 6.9
CVE-2020-24312
CVE-2020-24312 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・File Manager 6.4までのバージョン ・File Manager 6.5
Wordfence CVSS v3
6.3 (警告)
・File Manager 4.8までのバージョン ・File Manager 4.9
CVE-2018-25105
CVE-2018-25105 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・File Manager 3.0までのバージョン ・File Manager 3.1
CVE-2018-16967
JVNDB-2018-015258
CVSS v3
6.1 (警告)
・File Manager 3.0までのバージョン ・File Manager 3.1
CVE-2018-16966
CVE-2018-16966 Detail
CVSS v3
8.8 (重要)
・File Manager 3.0までのバージョン ・File Manager 3.1
CVE-2018-16363
CVE-2018-16363 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・File Manager 2.9までのバージョン ・File Manager 3.0

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVE番号が採番されていない脆弱性情報については、Wordfenceの情報を掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

File Managerのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、File Managerは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、File Manager自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。