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皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。
本記事はWPForms無料版(正式にはWPForms Liteと記載されますが、本記事では端的にWPFormsと記載します)のバージョンと脆弱性への対応状況について、2026年10月21日に改訂したものです。
WPFormsは、WordPress向けに提供されているフォーム作成プラグインであり、WPForms,LLCによって開発・サポートされています。
WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは500万以上、総ダウンロード数3億6208万回以上を計測しており、世界でも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。
一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、WPFormsの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介いたします。
WPFormsを安全に運用していただく一助になれば幸いです。
前述の通り、WPForms無料版(WPForms Lite)は、WPForms,LLCが開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、シンプルな問い合わせフォームを手軽に設置できるプラグインです。
無料版でも入力内容のメール送信や必須項目チェックといった最低限必要な機能を備えていること、企業による継続的なアップデートが行われており、WordPress本体の仕様変更への追従や基本的なセキュリティ改善が期待できることから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。
一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。
WPFormsについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年10月21日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、最新バージョンを使用している限りにおいては、セキュリティ面でのリスクは少ないと判断しています。
ただし、近年でも、いくつかの脆弱性対応が発見・公表されていることから、WPFormsをご利用になられている場合には、最新バージョンをご利用になられているか定期的に確認されることを推奨いたします。
2026年10月21日現在、WPFormsの最新バージョンは2.0.2.2であり、WordPress 7.1.3までテストされています。
WordPressプラグインの多くでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。
なお、バージョン情報は次の表の通りですが、WPFormsでは旧バージョンごとの公式EOLは公表されていません。
| バージョン | リリース日 | 修正された脆弱性 |
| 2.0.2.2 | 2026年10月6日 |
CVE-2026-101921 CVE-2026-82844 |
| 2.0.2.1 | 2026年9月23日 |
CVE-2026-88996 CVE-2026-84744 |
| 2.0.2 | 2026年9月17日 | CVE-2026-74991 |
| 2.0.0.2 | 2026年7月16日 | CVE-2026-15782 |
| 1.10.2.1 | 2026年6月25日 | CVE-2026-12127 |
| 1.10.0.5 | 2026年5月14日 |
CVE-2026-48835 CVE-2026-7792 CVE-2026-4986 |
| 1.10.0.3 | 2026年4月8日 | CVE-2026-40764 |
| 1.9.9.4 | 2026年3月3日 | CVE-2026-32446 |
| 1.9.9.2 | 2026年1月29日 | CVE-2026-25339 |
| 1.9.5.1 | 2025年4月29日 | CVE-2025-3794 |
| 1.9.3.2 | 2025年1月28日 | CVE-2024-13403 |
| 1.9.2.3 | 2024年12月3日 | CVE-2024-56276 CVE-2024-11223 |
| 1.9.2.2 | 2024年11月18日 | CVE-2024-11205 |
| 1.9.2.1 | 2024年11月7日 | CVE-2024-10593 |
| 1.9.1.6 | 2024年10月28日 | CVE-2024-7056 |
| 1.8.8.2 | 2024年4月26日 | CVE-2024-3649 |
| 1.8.1.3 | 2023年5月25日 | CVE-2023-30500 |
| 1.7.5.5 | 2022年7月28日 | Wordfence |
| 1.6.0.2 | 2020年5月21日 | Wordfence |
| 1.5.9 | 2020年3月5日 | CVE-2020-10385 |
| 1.4.8.1 | 2018年9月4日 | Wordfence |
| 1.4.8 | 2018年9月4日 | Wordfence |
※上記の内容は、WordPress公式開発ログの情報を正として、最新バージョンからバージョン2.0.2までを掲載しています。また、2.0.2以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン2.0.2.1以下には既知の脆弱性が発見・公表されているため、グレーにしています。
WPFormsに関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。
| 脆弱性情報 | 深刻度 | 影響を受けるバージョン | 修正されたバージョン |
| CVE-2026-101921 CVE-2026-101921 Detail |
CVSS v3 4.7 (警告) |
・WPForms 2.0.2.1までのバージョン | ・WPForms 2.0.2.2 |
| CVE-2026-88996 CVE-2026-88996 Detail |
CVSS v3 6.1 (警告) |
・WPForms 2.0.2までのバージョン | ・WPForms 2.0.2.1 |
| CVE-2026-84744 CVE-2026-84744 Detail |
CVSS v3 6.5 (警告) |
・WPForms 1.5.0.1から2.0.2までのバージョン | ・WPForms 2.0.2.1 |
| CVE-2026-82844 CVE-2026-82844 Detail |
CVSS v3 5.3 (警告) |
・WPForms 1.10.0.1から2.0.2.1までのバージョン | ・WPForms 2.0.2.2 |
| CVE-2026-74991 CVE-2026-74991 Detail |
CVSS v3 6.8 (警告) |
・WPForms 1.8.8.2から2.0.1.1までのバージョン | ・WPForms 2.0.2 |
| CVE-2026-48835 CVE-2026-48835 Detail |
CVSS v3 7.5 (重要) |
・WPForms 1.10.0.4までのバージョン | ・WPForms 1.10.0.5 |
| CVE-2026-40764 CVE-2026-40764 Detail |
CVSS v3 8.1 (重要) |
・WPForms 1.10.0.2までのバージョン | ・WPForms 1.10.0.3 |
| CVE-2026-32446 CVE-2026-32446 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・WPForms 1.9.9.3までのバージョン | ・WPForms 1.9.9.4 |
| CVE-2026-25339 CVE-2026-25339 Detail |
CVSS v3 6.5 (警告) |
・WPForms 1.9.8.7までのバージョン | ・WPForms 1.9.9.2 |
| CVE-2026-15782 CVE-2026-15782 Detail |
CVSS v3 4.9 (警告) |
・WPForms 2.0.0.1までのバージョン | ・WPForms 2.0.0.2 |
| CVE-2026-12127 CVE-2026-12127 Detail |
CVSS v3 5.3 (警告) |
・WPForms 1.10.2までのバージョン | ・WPForms 1.10.2.1 |
| CVE-2026-7792 CVE-2026-7792 Detail |
CVSS v3 5.3 (警告) |
・WPForms 1.10.0.4までのバージョン | ・WPForms 1.10.0.5 |
| CVE-2026-4986 CVE-2026-4986 Detail |
CVSS v3 5.3 (警告) |
・WPForms 1.10.0.1から1.10.0.4までのバージョン | ・WPForms 1.10.0.5 |
| CVE-2025-3794 CVE-2025-3794 Detail |
CVSS v3 5.4 (警告) |
・WPForms 1.9.5までのバージョン | ・WPForms 1.9.5.1 |
| CVE-2024-13403 JVNDB-2025-011357 |
CVSS v3 5.4 (警告) |
・WPForms 1.9.3.1までのバージョン | ・WPForms 1.9.3.2 |
| CVE-2024-56276 CVE-2024-56276 Detail |
CVSS v3 8.8 (重要) |
・WPForms 1.9.2.2までのバージョン | ・WPForms 1.9.2.3 |
| CVE-2024-11223 JVNDB-2024-023682 |
CVSS v3 4.7 (警告) |
・WPForms 1.9.2.2までのバージョン | ・WPForms 1.9.2.3 |
| CVE-2024-11205 CVE-2024-11205 Detail |
CVSS v3 6.5 (警告) |
・WPForms 1.8.4から1.9.2.1までのバージョン | ・WPForms 1.9.2.2 |
| CVE-2024-10593 CVE-2024-10593 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・WPForms 1.9.1.6までのバージョン | ・WPForms 1.9.2.1 |
| CVE-2024-7056 JVNDB-2024-023872 |
CVSS v3 3.5 (注意) |
・WPForms 1.9.1.5までのバージョン | ・WPForms 1.9.1.6 |
| CVE-2024-3649 CVE-2024-3649 Detail |
CVSS v3 5.3 (警告) |
・WPForms 1.8.7.2までのバージョン | ・WPForms 1.8.8.2 |
| CVE-2023-30500 CVE-2023-30500 Detail |
CVSS v3 6.1 (警告) |
・WPForms 1.8.1.2までのバージョン | ・WPForms 1.8.1.3 |
| Wordfence | CVSS v3 6.8 (警告) |
・WPForms 1.7.5.3までのバージョン | ・WPForms 1.7.5.5 |
| Wordfence | CVSS v3 7.2 (重要) |
・WPForms 1.6.0.1までのバージョン | ・WPForms 1.6.0.2 |
| CVE-2020-10385 JVNDB-2020-003128 |
CVSS v3 5.4 (警告) |
・WPForms 1.5.8.2までのバージョン | ・WPForms 1.5.9 |
| Wordfence | CVSS v3 7.1 (重要) |
・WPForms 1.4.8までのバージョン | ・WPForms 1.4.8.1 |
| Wordfence | CVSS v3 6.4 (警告) |
・WPForms 1.4.7.2までのバージョン | ・WPForms 1.4.8 |
※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEの番号が採番されていない脆弱性情報については、Wordfenceへのリンクを掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v4に基づいていますが、CVSS v4でスコアリングされていない場合にはCVSS v3に基づいて、CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値は米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠していますが、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報については、NVDでCNA(CVE採番機関)またはADP(追加情報提供者)として掲載されているスコアを、NVDに情報がない場合にはWordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。
前述のように、WPFormsは世界的に有名なプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、よくお世話になるプラグインです。
しかしながら、WPForms自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、サーバーの設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。
taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDB、各種サーバーについてもノウハウを有しています。
※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。
taneCREATIVEに所属する謎のトラ。
2026年10月21日改訂
2026年7月28日改訂
2026年7月6日改訂
2026年6月10日改訂
2026年1月20日執筆