【2026年1月版】WPFormsのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はWPForms無料版(正式にはWPForms Liteと記載されますが、本記事では端的にWPFormsと記載します)のバージョンと脆弱性への対応状況について、2026年1月20日に執筆したものです。

WPFormsは、WordPress向けに提供されているフォーム作成プラグインであり、WPForms,LLCによって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは600万以上、総ダウンロード数3億632万回以上を計測しており、世界でも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。
Web制作会社である当社も、WordPressサイトの制作・保守管理の際には、よく使用させていただいております。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、WPFormsの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、WPForms自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

WPFormsとは

前述の通り、WPForms無料版(WPForms Lite)は、WPForms,LLCが開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、シンプルな問い合わせフォームを手軽に設置できるプラグインです。

無料版でも入力内容のメール送信や必須項目チェックといった最低限必要な機能を備えていること、企業による継続的なアップデートが行われており、WordPress本体の仕様変更への追従や基本的なセキュリティ改善が期待できることから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

WPFormsについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年1月20日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、セキュリティ面で致命的な問題が生じている状況ではないと判断しています。

WPFormsのバージョン情報に関するポイント

WPFormsは、4つの数字の組み合わせによる独自のバージョニングを使用しています。
公式サイトに直接的な記載はありませんが、この記事では、左から「メジャーバージョン」、「マイナーバージョン」、「パッチバージョン」と呼ぶこととします(4番目の数字は独自のバージョンですが、非常に軽微な修正であると考えております)。

2026年1月20日現在、WPFormsの最新バージョンは1.9.8.7であり、WordPress 6.8.3までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)は最新パッチバージョンのみを対象としており、WPFormsでも同様の対応が行われていると考えられます。

パフォーマンス向上およびセキュリティ対策の観点から、常に最新のマイナーバージョンへのアップデートを推奨いたします。

WPFormsのバージョン情報

2026年1月20日現在での、WPFormsのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
1.9.8.7 2025年12月11日 サポート中
1.9.8.4 2025年11月6日 2025年12月11日
1.9.8.2 2025年10月14日 2025年11月6日
1.9.8.1 2025年9月25日 2025年10月14日
1.9.7.3 2025年8月11日 2025年9月25日
1.9.7.2 2025年8月7日 2025年8月11日
1.9.7.1 2025年7月31日 2025年8月7日
1.9.6.2 2025年7月8日 2025年7月31日
1.9.6.1 2025年6月17日 2025年7月8日
1.9.6 2025年6月5日 2025年6月17日
1.9.5.2 2025年5月5日 2025年6月5日
1.9.5.1 2025年4月29日 2025年5月5日 CVE-2025-3794
1.9.5 2025年4月24日 2025年4月29日
1.9.3.2 2025年1月28日 2025年2月27日 CVE-2024-13403
1.9.2.3 2024年12月3日 2025年1月16日 CVE-2024-56276
CVE-2024-11223
1.9.2.2 2024年11月18日 2024年12月3日 CVE-2024-11205
1.9.2.1 2024年11月7日 2024年11月18日 CVE-2024-10593
1.9.1.6 2024年10月28日 2024年11月7日 CVE-2024-7056
1.8.8.2 2024年4月26日 2024年6月13日 CVE-2024-3649
1.8.1.3 2023年5月25日 2023年6月7日 CVE-2023-30500
1.7.5.5 2022年7月28日 2022年8月18日 Wordfence
1.6.0.2 2020年5月21日 2020年6月25日 Wordfence
1.5.9 2020年3月5日 2020年3月5日 CVE-2020-10385
1.4.8.1 2018年9月4日 2018年9月19日 Wordfence
1.4.8 2018年9月4日 2018年9月4日 Wordfence

※上記の内容は、WordPress公式開発ログの情報を正として、バージョン1.9.5までを掲載しています。また、1.9.5以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン1.9.5以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

WPFormsの脆弱性情報

WPFormsの最新バージョンは1.9.8.7であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、WPForms 1.9.5以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。

なお、WPForms自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2025-3794
CVE-2025-3794 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・WPForms 1.9.5までのバージョン ・WPForms 1.9.5.1
CVE-2024-13403
JVNDB-2025-011357
CVSS v3
5.4 (警告)
・WPForms 1.9.3.1までのバージョン ・WPForms 1.9.3.2
CVE-2024-56276
CVE-2024-56276 Detail
CVSS v3
8.8 (重要)
・WPForms 1.9.2.2までのバージョン ・WPForms 1.9.2.3
CVE-2024-11223
JVNDB-2024-023682
CVSS v3
4.7 (警告)
・WPForms 1.9.2.2までのバージョン ・WPForms 1.9.2.3
CVE-2024-11205
CVE-2024-11205 Detail
CVSS v3
6.5 (警告)
・WPForms 1.8.4から1.9.2.1までのバージョン ・WPForms 1.9.2.2
CVE-2024-10593
CVE-2024-10593 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・WPForms 1.9.1.6までのバージョン ・WPForms 1.9.2.1
CVE-2024-7056
JVNDB-2024-023872
CVSS v3
4.8 (警告)
・WPForms 1.9.1.5までのバージョン ・WPForms 1.9.1.6
CVE-2024-3649
JVNDB-2024-023872
CVSS v3
5.3 (警告)
・WPForms 1.8.7.2までのバージョン ・WPForms 1.8.8.2
CVE-2023-30500
CVE-2023-30500 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・WPForms 1.8.1.2までのバージョン ・WPForms 1.8.1.3
Wordfence CVSS v3
6.8 (警告)
・WPForms 1.7.5.3までのバージョン ・WPForms 1.7.5.5
Wordfence CVSS v3
7.2 (重要)
・WPForms 1.6.0.1までのバージョン ・WPForms 1.6.0.2
CVE-2020-10385
JVNDB-2020-003128
CVSS v3
5.4 (警告)
・WPForms 1.5.8.2までのバージョン ・WPForms 1.5.9
Wordfence CVSS v3
7.1 (重要)
・WPForms 1.4.8までのバージョン ・WPForms 1.4.8.1
Wordfence CVSS v3
6.4 (警告)
・WPForms 1.4.7.2までのバージョン ・WPForms 1.4.8

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠していますが、NVDにてスコアリングされていない場合には、Wordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

WPFormsのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、WPFormsは世界的に有名なプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、よくお世話になるプラグインです。

しかしながら、WPForms自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、サーバーの設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WPFormsとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDB、各種サーバーについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。