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佐渡では、菜の花が咲き、桃の木が花をつけている頃でしょうか?
ここ里山は、やっと、根雪が解け始めました。
三月は、日本との「心の温度差」を一番感じさせられる時期です。

晩秋に降り始めた雪が、庭の暗い地面を白くし、明るく見えていた木々を暗く感じさせます。
自然界が、写真のネガとポジが入れ替わった様に写し出されます。

初春になると、春の日差しが雪面に苔の世界地図を描いてくれます。
それも動画を巻き戻したときの様に、超スローモーションで・・・
通常は、紙面もキャンバス、いや、モニター上も、
白い面に色を「+」して行きますよね。
でも、春の雪上ではその逆で、雪が解け「-」で物が描かれるように見えます。

春を告げる自然からの素晴らしい贈り物、
なぜか苔の緑が新鮮で、待ちに待った春が目の前に・・・
幸せを感じます。