- SERVICE
Webサイト・CMSの保守管理・運用
- WORKS
- ABOUT US
- NEWS & COLUMN
- RECRUIT
皆さんこんにちは。taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。
この記事は2024年10月3日に執筆しています。
今回はWordPressの各バージョンに対応するMariaDBのバージョン情報についてまとめてみたいと思います。
WordPressはウェブサイトやブログを作成、管理するためのオープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。
このWordPressは世界で最も利用されているCMSであり、W3Techsによれば、世界中のWebサイトの約43.5%がWordPressで構築されているとのことです。
一方で、世界で最も利用されているCMSであるからこそ、その脆弱性をついたサイバー攻撃の標的になりやすいという特徴も有しています。
しかしながら、WordPressはMariaDB ないしMySQLというオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)と採用しているため、WordPressのバージョンアップにあたっては、MariaDBのバージョンアップとセットで計画・実施せねばならないことがあるのが現状です。
そこで、この記事では、企業のWeb担当者の皆様に向けて、WordPressの各バージョンと対応するMariaDBのバージョンについてご紹介したいと思います。
少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
WordPressはコンテンツ、ユーザー情報、設定、プラグインに関するデータを、データベースに保存・管理しており、データの取得、更新、削除などの操作をPHPからのSQLクエリを通じて実行しています。
そして、そのデータベースについては、MariaDB Foundationがサポートをしているオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)であるMariaDB ないしMySQLを選択する必要があります。
すなわち、MariaDB を選択した場合、WordPressやプラグインは、データベースソフトウェアであるMariaDBに依存している関係にあると言えます。
以上のように、WordPressとMariaDBには密接な関係性があるため、WordPressのバージョンアップにあたっては、MariaDBのバージョンアップとセットで計画・実施せねばならない場合があります。
WordPressの各バージョンに対応するMariaDBのバージョンは次の通りです。
なお、2024年10月3日現在、MariaDB 10.4以下については、公式のセキュリティサポートが終了していますので、WordPressのバージョンは(MariaDBとの関係では)最低でも5.5以上が望ましいということになります。
WordPressのバージョン | 対応するMariaDBの推奨バージョン |
6.6 | 10.5から10.6 / 10.11 / 11.1から11.2 / 11.4 |
6.5 | 10.4から10.6 / 10.11 / 11.0から11.3 |
6.4 | 10.4から10.6 / 10.10 – 11.1 |
6.3 | 10.4 – 10.6 / 10.9 – 11.0 |
6.2 | 10.3 – 10.11 |
6.1 | 10.3 – 10.6 |
6.0 | 10.3 – 10.6 |
5.9 | 10.2 – 10.6 |
5.8 | 10.2 – 10.6 |
5.7 | 10.2 – 10.5 |
5.6 | 10.2 – 10.5 |
5.5 | 10.2 – 10.5 |
5.4 | 10.2 – 10.4 |
5.3 | 10.2 – 10.4 |
5.2 | 10.1 – 10.3 |
5.1 | 10.1 – 10.3 |
5.0 | 10.1 – 10.3 |
4.9 | 10.0 – 10.2 |
4.8 | 10.0 – 10.2 |
4.7 | 5.5 – 10.1 |
4.6 | 5.5 – 10.1 |
4.5 | 5.5 – 10.1 |
4.4 | 5.5 – 10.1 |
4.3 | 5.5 – 10.0 |
4.2 | 5.5 – 10.0 |
4.1 | 5.5 – 10.0 |
※WordPress4.0以下は、WordPress公式によるサポートが終了しているため掲載していません。
※MariaDB 10.4以下は公式によるセキュリティサポートが終了しているため、グレーにしています。
※MariaDBのバージョン情報とサポート期限については、こちらの記事をご確認ください。
※MariaDBの推奨バージョンの数値は、「公式サイトのWordPress, PHP, MySQL / MariaDB
versions」を参照しています。この表は、WordPressのリリース時に利用可能なバージョンを示しており、WordPressがこれらのバージョンを100%完全にサポートしていることを意味するものではありません。
※MariaDBの推奨バージョン以下であればWordPressが動かないということではありません。必要最低限度の条件としては、「公式サイトのServer
requirements」を参照してください。
WordPressの脆弱性情報については、下記記事をご覧ください。
MariaDBの脆弱性情報については、下記記事をご覧ください。
前述のように、WordPressのバージョンアップにあたっては、MariaDBのバージョンアップとセットで計画・実施せねばならないことがあります。
一方で、一般的にWeb制作会社はWordPressについては得意ですが、MariaDBについて得意ではない場合があります。
taneCREATIVE社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されており、WordPress及びMariaDBの両方にノウハウと実績を有しています。
※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。
WordPress とMariaDBのアップデートを含む保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。
taneCREATIVEに所属する謎のトラ。