【2025年12月版】Ninja Formsのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はNinja Formsのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2025年12月11日に執筆しています。

Ninja Formsは、ドラッグ&ドロップで問い合わせフォームなどを簡単に作成できるWordPress向けフォームプラグインであり、Saturday Drive INC.によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは60万以上、総ダウンロード数は5745万回以上を計測しており、世界的に人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にNinja Formsの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Ninja Formsの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Ninja Forms自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Ninja Formsとは

前述の通り、Ninja Formsは、Saturday Drive INC.が開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、ドラッグ&ドロップ操作で問い合わせフォームや申込フォームを直感的に作成できるプラグインです。

直感的なUIで専門知識がなくても複雑なフォームを構築できること、豊富なアドオンにより、CRM、メールマーケティング、決済対応など多様なニーズに対応できること、企業が開発・サポートしている安定性から、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Ninja Formsについては、定期的にバージョンアップされており、かつ最新バージョンにおいて脆弱性が見つかっていないことから、2025年12月11日現在、セキュリティ面での問題はないと考えております。
ただし、後述のように非常に多くの脆弱性が見つかることもあり、Ninja Formsを使用されている場合には、適宜最新情報を取得されたうえで、最新バージョンへのバージョンアップを実施されることを推奨します。

Ninja Formsのバージョン情報に関するポイント

Ninja Formsは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。

なお、一部の古いバージョンでは4桁目の数字が追加されていますが、これはセマンティックバージョニングの定義に従ったビルドメタデータやプレリリースではなく、追加の修正や同一日に複数のリリースを行った際に適用される、独自のバージョニング方式であると考えられます。

2025年12月11日現在、Ninja Formsの最新バージョンは3.13.2であり、WordPress 6.8.3までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Ninja Formsのバージョン情報

2025年12月11日現在での、Ninja Formsのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
3.13.2 2025年11月25日 サポート中
3.13.1 2025年11月17日 2025年11月25日
3.13.0 2025年10月27日 2025年11月17日
3.12.2 2025年10月6日 2025年10月27日
3.12.1 2025年9月22日 2025年10月6日 CVE-2025-10499
CVE-2025-10498
3.12.0 2025年9月8日 2025年9月22日
3.11.1 2025年8月20日 2025年9月8日 CVE-2025-9083
3.10.2.2 2025年6月24日 2025年6月30日 CVE-2025-5398
3.10.1 2025年4月14日 2025年6月18日 CVE-2025-2561
CVE-2025-2560
CVE-2025-2524
3.8.25 2025年1月27日 2025年2月10日 CVE-2024-13470
3.8.23 2024年12月16日 2025年1月21日 CVE-2024-12238
3.8.20 2024年11月26日 2024年12月9日 CVE-2024-11052
3.8.17 2024年10月1日 2024年10月23日 CVE-2024-50515
CVE-2024-50514
3.8.16 2024年9月17日 2024年10月1日 CVE-2024-3866
3.8.12 2024年8月13日 2024年8月26日 CVE-2024-43999
3.8.11 2024年8月7日 2024年8月13日 CVE-2024-7354
3.8.7 2024年7月15日 2024年7月22日 CVE-2024-39628
3.8.5 2024年6月13日 2024年7月8日 CVE-2024-37934
3.8.1 2024年3月27日 2024年3月29日 CVE-2024-29220
CVE-2024-26019
CVE-2024-2113
CVE-2024-2108
3.7.2 2024年1月30日 2024年2月12日 CVE-2024-0685
3.4.31 2020年11月12日 2020年11月16日 CVE-2024-25572

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン3.12.0までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン3.12.0以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Ninja Formsの脆弱性情報

Ninja Formsの最新バージョンは3.13.2であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Ninja Forms 3.12.0以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへのアップデートをお勧めします。

Ninja Forms自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです(報告される脆弱性情報の数が多いため、2024年以降に採番されたものを掲載しています)。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2025-10499
CVE-2025-10499 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・Ninja Forms 3.12.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.12.1
CVE-2025-10498
CVE-2025-10498 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・Ninja Forms 3.12.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.12.1
CVE-2025-9083
CVE-2025-9083 Detail
CVSS v3
8.1 (重要)
・Ninja Forms 3.11.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.11.1
CVE-2025-5398
JVNDB-2025-008157
CVSS v3
5.4 (警告)
・Ninja Forms 3.10.2.1までのバージョン ・Ninja Forms 3.10.2.2
CVE-2025-2561
CVE-2025-2561 Detail
CVSS v3
4.4 (警告)
・Ninja Forms 3.10.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.10.1
CVE-2025-2560
CVE-2025-2560 Detail
CVSS v3
4.4 (警告)
・Ninja Forms 3.10.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.10.1
CVE-2025-2524
CVE-2025-2524 Detail
CVSS v3
4.4 (警告)
・Ninja Forms 3.10.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.10.1
CVE-2024-13470
CVE-2024-13470 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・Ninja Forms 3.8.24までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.25
CVE-2024-12238
CVE-2024-12238 Detail
CVSS v3
6.3 (警告)
・Ninja Forms 3.8.22までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.23
CVE-2024-11052
CVE-2024-11052 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・Ninja Forms 3.8.19までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.20
CVE-2024-50515
JVNDB-2024-017416
CVSS v3
4.8 (警告)
・Ninja Forms 3.8.16までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.17
CVE-2024-50514
JVNDB-2024-017321
CVSS v3
4.8 (警告)
・Ninja Forms 3.8.16までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.17
CVE-2024-3866
CVE-2024-3866 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・Ninja Forms 3.8.15までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.16
CVE-2024-43999
CVE-2024-43999 Detail
CVSS v3
4.8 (警告)
・Ninja Forms 3.8.11までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.12
CVE-2024-7354
JVNDB-2024-009840
CVSS v3
6.1 (警告)
・Ninja Forms 3.8.6から3.8.10 ・Ninja Forms 3.8.11
CVE-2024-39628
CVE-2024-39628 Detail
CVSS v3
8.8 (重要)
・Ninja Forms 3.8.6までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.7
CVE-2024-37934
JVNDB-2024-006872
CVSS v3
9.8 (緊急)
・Ninja Forms 3.8.4までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.5
CVE-2024-29220
JVNDB-2024-000038
CVSS v3
4.4 (警告)
・Ninja Forms 3.8.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.1
CVE-2024-26019
JVNDB-2024-000038
CVSS v3
4.4 (警告)
・Ninja Forms 3.8.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.1
CVE-2024-25572
JVNDB-2024-000038
CVSS v3
4.3 (警告)
・Ninja Forms 3.4.30までのバージョン ・Ninja Forms 3.4.31
CVE-2024-2113
CVE-2024-2113 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・Ninja Forms 3.8.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.1
CVE-2024-2108
CVE-2024-2108 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・Ninja Forms 3.8.0までのバージョン ・Ninja Forms 3.8.1
CVE-2024-0685
CVE-2024-0685 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・Ninja Forms 3.7.1までのバージョン ・Ninja Forms 3.7.2

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEの採番がされていない脆弱性情報については、Wordfenceへのリンクを掲載してあります。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordfenceのスコアに準拠しています(一部NVD及びWordfenceでスコアリングされていない脆弱性情報については、IPAのスコアを掲載しています)。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Ninja Formsのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Ninja Formsは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、Ninja Forms自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、Ninja FormsとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。