【2026年3月版】WPS Hide Loginのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はWPS Hide Loginのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年3月13日に執筆しています。

WPS Hide Loginは、WordPressの標準ログインURLであるwp-login.phpやwp-adminを直接改変せず、任意のログインURLへ差し替えるプラグインであり、主にNicolasKulkaさんによってサポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは200万以上、総ダウンロード数は3048万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にWPS Hide Loginの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、WPS Hide Loginの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、WPS Hide Login自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

WPS Hide Loginとは

前述の通り、WPS Hide Loginは、WordPressの標準ログインURLであるwp-login.phpやwp-adminを直接改変せず、任意のログインURLへ差し替えるオープンソースのプラグインです。

昨今WordPressのログイン画面へのブルートフォースアタックの課題が認識されるようになってきており、かつWPS Hide Loginはコアファイル名の変更や複雑なリライトルール追加を行わずに導入でき、無効化すれば元の状態へ戻しやすいことから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

WPS Hide Loginについては、最新バージョンリリース以降脆弱性は見つかっていないこと、過去脆弱性が見つかった際には迅速に対応されていることから、2026年3月13日現在、最新バージョンを使用していればセキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

WPS Hide Loginのバージョン情報に関するポイント

WPS Hide Loginは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています(4桁目の番号があるケースもありますが、これは軽微な修正を実施さ際の独自のバージョンであると考えられます)。

2026年3月13日現在、WPS Hide Loginの最新バージョンは1.9.18であり、WordPress 6.9.1までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

WPS Hide Loginのバージョン情報

2026年3月13日現在での、WPS Hide Loginのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
1.9.18 2026年1月12日 サポート中
1.9.17.2 2025年4月11日 2026年1月12日
1.9.17.1 2024年10月9日 2025年4月11日
1.9.17 2024年10月9日 2024年10月9日
1.9.16.7 2024年6月27日 2024年10月9日
1.9.16.6 2024年6月25日 2024年6月27日
1.9.16.5 2024年6月24日 2024年6月25日
1.9.16.4 2024年6月21日 2024年6月24日 CVE-2024-6289
1.9.16.3 2024年6月14日 2024年6月21日
1.9.16 2024年6月7日 2024年6月11日 CVE-2024-2473
1.9.12 2024年1月16日 2024年1月16日 CVE-2023-49748
1.9.1 2021年11月2日 2021年12月15日 CVE-2021-24917
1.7 2021年4月2日 2021年2月12日 CVE-2021-3332
1.5.5 2020年1月20日 2020年3月9日 CVE-2020-36710
1.5.3 2019年7月22日 2019年8月21日 CVE-2019-15826
CVE-2019-15825
CVE-2019-15824
CVE-2019-15823
1.1 2015年4月26日 2015年4月27日 CVE-2015-9498

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン1.9.16.3までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを記載しています。
※バージョン1.9.16.3以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

WPS Hide Loginの脆弱性情報

WPS Hide Loginの最新バージョンは1.9.18であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、WPS Hide Login 1.9.16.3以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください

WPS Hide Login自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2024-6289
JVNDB-2024-004414
CVSS v3
6.1 (警告)
・WPS Hide Login 1.9.16.3までのバージョン ・WPS Hide Login 1.9.16.4
CVE-2024-2473
CVE-2024-2473 Detail
CVSS v3
5.3 (警告)
・WPS Hide Login 1.9.15.2までのバージョン ・WPS Hide Login 1.9.16
CVE-2023-49748
CVE-2023-49748 Detail
CVSS v3
3.7 (注意)
・WPS Hide Login 1.9.11までのバージョン ・WPS Hide Login 1.9.12
CVE-2021-24917
JVNDB-2021-015840
CVSS v3
7.5 (重要)
・WPS Hide Login 1.9.0までのバージョン ・WPS Hide Login 1.9.1
CVE-2021-3332
CVE-2021-3332 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・WPS Hide Login 1.6.1 ・WPS Hide Login 1.7
CVE-2020-36710
CVE-2020-36710 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・WPS Hide Login 1.5.4.2までのバージョン ・WPS Hide Login 1.5.5
CVE-2019-15826
CVE-2019-15826 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・WPS Hide Login 1.5.2.2までのバージョン ・WPS Hide Login 1.5.3
CVE-2019-15825
CVE-2019-15825 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・WPS Hide Login 1.5.2.2までのバージョン ・WPS Hide Login 1.5.3
CVE-2019-15824
CVE-2019-15824 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・WPS Hide Login 1.5.2.2までのバージョン ・WPS Hide Login 1.5.3
CVE-2019-15823
CVE-2019-15823 Detail
CVSS v3
9.8 (緊急)
・WPS Hide Login 1.5.2.2までのバージョン ・WPS Hide Login 1.5.3
CVE-2015-9498
JVNDB-2015-008441
CVSS v3
8.8 (緊急)
・WPS Hide Login 1.0までのバージョン ・WPS Hide Login 1.1

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

WPS Hide Loginのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、WPS Hide Loginは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、WPS Hide Login自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、各種プラグイン、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。