【2026年4月版】Complianzのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はComplianzのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年4月8日に執筆しています。

Complianzは、WordPressサイトにおいて、GDPRやCCPA、CPRAなど複数地域のプライバシー規制に対応するための、同意管理バナープラグインであり、Complianz B.V.によってサポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは100万以上、総ダウンロード数は2722万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にComplianzの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Complianzの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Complianz自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Complianzとは

前述の通り、Complianzは、WordPressサイトにおいて、GDPRやCCPA、CPRAなど複数地域のプライバシー規制に対応するための、同意管理バナープラグインであり、無料版でもCookieバナー表示、Cookie Policy生成、基本的な同意管理をサポートすることから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Complianzについては、最新バージョンリリース以降脆弱性は見つかっていないこと、過去脆弱性が見つかった際には迅速に対応されていることから、2026年4月8日現在、最新バージョンを使用している限りはセキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

Complianzのバージョン情報に関するポイント

Complianzは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています(稀に4桁目が存在しますが、こちらは軽微な修正の際にリリースするバージョンであると考えられます)。

2026年4月8日現在、Complianzの最新バージョンは7.4.5であり、WordPress 6.9.4までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Complianzのバージョン情報

2026年4月8日現在での、Complianzのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
7.4.5 2026年3月16日 サポート中 CVE-2026-2389
7.4.4.2 2025年12月16日 2026年3月16日
7.4.4 2025年11月18日 2025年12月3日 CVE-2025-11185
7.0.0 2024年2月27日 2024年2月27日 CVE-2024-1592
6.5.6 2023年12月13日 2024年2月27日 CVE-2023-6498
6.4.6 2023年5月30日 2023年6月15日 CVE-2023-34030
6.4.5 2023年5月12日 2023年5月30日 CVE-2023-33333
6.4.2 2023年3月1日 2023年3月16日 CVE-2023-1069
6.3.4 2022年10月14日 2022年11月7日 CVE-2022-3494
6.0.0 2022年1月11日 2022年1月13日 CVE-2022-0193

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン7.4.4.2までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン7.4.4.2以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Complianzの脆弱性情報

Complianzの最新バージョンは7.4.5であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Complianz 7.4.4.2以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください

Complianz自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2026-2389
CVE-2026-2389 Detail
CVSS v3
4.9 (警告)
・Complianz 7.4.4.2までのバージョン ・Complianz 7.4.5
CVE-2025-11185
CVE-2025-11185 Detail
CVSS v3
6.4 (警告)
・Complianz 7.4.3までのバージョン ・Complianz 7.4.4
CVE-2024-1592
CVE-2024-1592 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・Complianz 6.5.6までのバージョン ・Complianz 7.0.0
CVE-2023-6498
CVE-2023-6498 Detail
CVSS v3
4.8 (警告)
・Complianz 6.5.5までのバージョン ・Complianz 6.5.6
CVE-2023-34030
JVNDB-2023-026306
CVSS v3
8.8 (重要)
・Complianz 6.4.5までのバージョン ・Complianz 6.4.6
CVE-2023-33333
JVNDB-2023-026269
CVSS v3
8.8 (重要)
・Complianz 6.4.4までのバージョン ・Complianz 6.4.5
CVE-2023-1069
JVNDB-2023-026733
CVSS v3
5.4 (警告)
・Complianz 6.4.1までのバージョン ・Complianz 6.4.2
CVE-2022-3494
CVE-2022-3494 Detail
CVSS v3
8.8 (重要)
・Complianz 6.3.3までのバージョン ・Complianz 6.3.4
CVE-2022-0193
JVNDB-2022-005756
CVSS v3
6.1 (警告)
・Complianz 5.5.3までのバージョン ・Complianz 6.0.0

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVE番号が採番されていない脆弱性情報については、Wordfenceの情報を掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※CVE-2023-34030の影響範囲について、JVNでは6.4.8未満と記載されておりますが、こちらはPremium(有料版)についての影響範囲であり、本記事では無料版の影響範囲を記載しております。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Complianzのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Complianzは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、Complianz自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。