Flower Power Mama - フラワーパワーママ -

佐渡の赤泊出身のみのりさんがtaneCREATIVEで働きはじめるまでの道のりは、東京のスーパーでレジ打ちの仕事をしている時から始まりました。「東京に行って5年になって、都会の生活に飽きはじめていました。友達や家族から離れていることもイヤでした」とみのりさんは言います。佐渡へ帰る方法を探しはじめ、たまたま「佐渡日和」のサイトを発見しました。こんなステキなサイトの制作を担当した会社が生まれ故郷の島にあることを知り、taneCREATIVEに興味を持ったそうです。

東京で出会った多くの人は、佐渡がどこにあるのか、ましてや佐渡の面白さなど知りませんでした。そこで、彼女は里帰りをして、インターネットを通じて佐渡を日本全国に、そして世界に広めることに力を注ぎたいと決めました。これ以上ないタイミングでした。2017年、ハローワーク経由でtaneCREATIVEに来て、それ以来ずっとここにいます。

みのりさんの仕事はチャットワークやメールでお客様からの依頼を受け、ウェブサイトにその要望を反映させ、メンテナンスすることです。写真や文章、イベント情報、特にCOVID-19の感染対策など、色々なサイトを頻繁に更新する必要があります。「産休に入る前は私の担当は佐渡島内のお客様が多かったのですが、今は地元と島外が半々くらいです」とみのりさん。出産後職場復帰してまだ間もなく慣れていないため、以前より負担は軽くなっていますが、仕事のやり方は思い出すことができているので安心しているそうです!

「taneCREATIVEに入社して良かったと思うことのひとつに、子育て世代にやさしい環境があります」とみのりさんは言います。「育児休暇を延長しやすかったし、復帰後は9時〜16時までの勤務、土日も休めるという環境はとても良いと思います。また、仕事面では、うまくいったときの満足度が高いです!」と話します。「同僚も気さくで、のびのびしています。何か困ったことがあったら、気軽に相談できるんですよ。」

逆にこの仕事の難しさの一つは、クライアントとのコミュニケーションだそうです。「クライアントの要望を理解し、こちらは何をどこまでできるかを理解していただくため、慎重に言葉を選ばなければなりません」とみのりさん。「常に新しい依頼が入ってくるので、担当案件が増えて混乱することもあります。」

まだ幼いお子様を抱え、長時間労働の夫を持つみのりさんは、休日を利用して次の週に備えるしかないようです。パパが週末に息子さんの面倒を見てくれるので、「チャンス!」とばかりに月曜日から金曜日までの食事の下ごしらえをしておくのだそうです。そうすれば、仕事終わりに保育園に子どもを迎えに行って、家に戻ると面倒な食事の準備はほとんど終わっています。「休日に用意しておけば、平日は息子の食事と入浴と寝かせることに集中できるんです」とパワフルなママ。すごいですね! 私の子供たちは大きいのですが、夕飯の支度はだいたい食べる30分前からはじめますよ!

みのりさんおすすめの佐渡の食べ物は、お寿司です。特に佐渡寿司 弁慶のとろサーモンの炙りが大好物だそうです。春はチューリップ、夏はバラやヒマワリなど、季節ごとにさまざまな花畑があるのが佐渡のお気に入りポイントです。「花が好きなので、小川のひまわり畑はお気に入りの場所のひとつです。」

Q&A

Q. 佐渡で一番好きなお祭りは何ですか?
A. 花火があれば何でも良いです。8月のいこいの村まつりでの花火大会は最高です。

Q. 佐渡について皆様に伝えたいことは?
A. ①運転免許証と車を持つことが大切です。②高齢者の運転の仕方は少し危ない時があるので気をつけましょう。➂雪は思うほど問題ではありません。

Q. もし1日だけ誰かになれるとしたら?
A. 息子の保育園の先生とか、お友達とか。私と一緒にいない時の息子の様子を見てみたいです。

ネイティヴチェッカーへイクス・マリ Molly Marie Hakes

Voices from Tane on Sado Island 執筆者

ネイティヴチェッカーへイクス・マリ Molly Marie Hakes

アメリカのアイオワ州生まれ育ち。
大学いろいろ(ロンドンやニュージャージー)、
仕事もいろいろ(学校教員やHello Terakoya英会話教室社長)。
1999年、佐渡島に来ました。
お百姓さんと子供と動物たちと暮らす。