【2026年4月版】SVG Supportのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はSVG Supportのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年4月10日に執筆しています。

SVG Supportは、WordPressサイトでSVG画像を安全かつ柔軟に扱うためのプラグインであり、Benbodhiさんによって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは100万以上、総ダウンロード数は1269万回以上を計測しており、世界的にも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にSVG Supportの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、SVG Supportの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、SVG Support自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

SVG Supportとは

前述の通り、SVG Supportは、WordPressサイトでSVG画像を安全性に配慮しつつ柔軟に扱うためのオープンソースのプラグインであり、無料版でも、SSVGアップロード時のサニタイズ(無害化)、権限ベースのアップロード制御、Gutenberg対応を備え備えています。

ロゴやアイコンを高精細のまま軽く表示したい制作現場で重宝されており、世界的にも人気があります。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

SVG Supportについては、定期的にバージョンアップがされており、かつ最新バージョンでは未修正の脆弱性情報が公表されていないことから、2026年4月10日現在、セキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

SVG Supportのバージョン情報に関するポイント

SVG Supportは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています(パッチバージョンがゼロの場合は省略表記されるようです)。

2026年4月10日現在、SVG Supportの最新バージョンは2.5.14であり、WordPress 6.7.5までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

SVG Supportのバージョン情報

2026年4月10日現在での、SVG Supportのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
2.5.14 2025年2月25日 サポート中
2.5.13 2025年2月22日 2025年2月25日
2.5.12 2025年2月22日 2025年2月22日
2.5.11 2025年2月21日 2025年2月22日 CVE-2024-10222
2.5.10 2025年2月20日 2025年2月21日
2.5.9 2025年2月20日 2025年2月20日 CVE-2022-23638
2.5.8 2024年8月11日 2025年2月20日 CVE-2023-6708
2.5.2 2022年11月14日 2022年11月16日 CVE-2022-4022
2.5 2022年8月28日 2022年8月31日 CVE-2022-1755
2.3.20 2022年1月3日 2022年1月5日 CVE-2021-24686

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン2.5.10までを掲載しています。また、2.5.10以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン2.5.10以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

SVG Supportの脆弱性情報

SVG Supportの最新バージョンは2.5.14であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、SVG Support 2.5.10以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへのアップデートをお勧めします

SVG Support自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2024-10222
CVE-2024-10222 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・SVG Support 2.5.10までのバージョン ・SVG Support 2.5.11
CVE-2023-6708
CVE-2023-6708 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・SVG Support 2.5.7までのバージョン ・SVG Support 2.5.8
CVE-2022-23638
CVE-2022-23638 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・SVG Support 2.5.8までのバージョン ・SVG Support 2.5.9
CVE-2022-4022
JVNDB-2022-021164
CVSS v3
5.4 (警告)
・SVG Support 2.5から2.5.1までのバージョン ・SVG Support 2.5.2
CVE-2022-1755
JVNDB-2022-017979
CVSS v3
5.4 (警告)
・SVG Support 2.4.2までのバージョン ・SVG Support 2.5
CVE-2021-24686
JVNDB-2022-004596
CVSS v3
4.8 (警告)
・SVG Support 2.3.19までのバージョン ・SVG Support 2.3.20

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEの採番がされていない脆弱性情報については、Wordfenceへのリンクを掲載してあります。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※CVE-2023-6708の影響範囲については、NVDでは2.5.5までのバージョンと記載されていますが、当該脆弱性情報についてNVDがソースにしているWordfenceでは2.5.7までのバージョンとされているため、ソースの方に表記を合わせてあります。
※CVE-2022-23638については、SVG Support本体ではなく、同梱されているライブラリであるsvg-sanitizerに関する脆弱性となります。Wordfenceでは、依存関係由来の問題であっても2.5.9でライブラリ更新により解消されていることから、SVG Supportの脆弱性として登録していますので、本記事でも掲載してあります。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

SVG Supportのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、SVG Supportは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、SVG Support自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。