ユイ.T
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Webサイト・CMSの保守管理・運用
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彼女はWebサイトの保守を担当する制作・運営部に所属している。
以前はリーダーであったが、今は子育てを優先して短時間正社員を選択しており、2回目の育児休暇に入っている。
当社では貴重な常識人枠に所属している。
こんにちは、短時間正社員希望のちほうタイガーです。
「お久しぶりです。すみません、子供がまだ手が離せなくて」
いやいや、こちらこそ育児休暇中にすみません。
子育てで大変なのはわかってたんですが、第1話の彼から『最近更新がとまってない?』と圧力が来まして…
「お察しします。協力できることがあればなんでも言ってください」
流石当社の常識人枠…配慮が身に染みる。
それではお忙しいでしょうから手短にノルマを達成したいと思います。
定番の質問からなんですが、どうしてこんなど田舎のWeb制作会社に入ってしまったんでしたっけ。
確か前職は大阪あたりのWeb制作会社でWebデザイナーをされてましたよね。
その経験を活かせば転職先はもっと選べたのでは…
「前職はその通りですがWebデザイナーとしての経験は1年ほどで、その前は建設会社の経理を2年ほどやらせてもらってましたし、さらにその前は不動産検索サイト運営会社で3年ほどコンテンツ制作を担当してました。ですので、Webデザイナーとしての経験を生かせるとかそういうレベルではなかったので…」
そういえば、結婚を機に佐渡島へ帰ってきたんでしたっけ。
「はい、当時付き合っていた今の夫と『そろそろ結婚しよう』ということになって、それを機に故郷の佐渡島へ帰ってきまして、でも職が無いと困るからこの会社に応募して、働かせてもらってありがたかったです」
まともだ…回答が至極まともで謙虚だ…他の連中だったら大体いつも変な方向に行くのに…
それでも別の会社も選べたでしょうに。どうしてこんな会社に決めたんです?
「面接の時に、結婚前提であることと、子供を授かったらどうなるのか、働き続けられるのかを聞いたら『普通に産休・育休をとってもらって一段落ついたら帰ってきてもらえばOK、子供が小さいうちはフルタイムが難しかったら短時間正社員になってくれれば良いかと、産休・育休制度は今は整備されてないけど作れば良いので』と言ってもらったので。感謝してます」
第1話の彼のセリフっぽいですね。そう言えばわが社の産休・育休制度の利用者第1号でしたね。
しかし1つだけ言わせて欲しい…
…第1話の彼が善意でそんなセリフ言ってるわけないから!
…きっと『人材を寿退社で失うとか教育コストの無駄、いつまでもわが社で働くがよい、ぐへへ』とか考えてるから!
「ぐへへ…は流石にないと思いますけど、でも助かってます。今も2回目の育児休暇中ですけど、出産手当金や育児休業給付金、児童手当とか管理部が対応してくれるのでありがたいです」
それ、国が用意している当たり前の制度だから…それに第1話の彼ならきっと『ぐぬぬ…毎月毎月こんなに社会保険料が出ていくとは…当社の従業員に使えるものはなんでも使ってやるわ』とか考えてるに違いないから!
「ぐぬぬ…は流石にないと思いますけど、それでも今の生活が成り立つのはありがたいです」
ええ人や…ホンマワシ感動したで…
「猛虎弁?トラだけに…」
ツッコミありがとうございます。
文章にする都合上では、できればもう2拍ほど後でツッコミを入れてほしかったところですが、それはおいておいて、将来のビジョンなどあればお伺いしたく…
「具体的な人生設計みたいなものとか、何か目標とかは特にないです。
家族の時間をある程度大事にしていきたい、ゆっくり暮らしたい、とかでしょうか…」
今の日常をゆっくり続けていきたいということですね。
「そうですね、この会社に入ってから結婚して、子供を二人授かって、毎日ドタバタしてますけど幸せだと思います。こういう日常が続いたらいいなと思っています」
仕事についてはどうですか。
「コーディングをもっと勉強してお手伝い出来る範囲を増やしていきたいと思います。
ずっと家にいるよりは保育園に預けて働く方が私には合っている気がしてます。
子育てと仕事の両立はなんとか頑張っていきたいなと」
なんて純朴なんだ…後光がさして見えるようだ…
第一話の彼に聞かせてやりたい…
「前に『幸せは心の中にある』と言ってましたよ、だから伝わっているのではないかなと」
…ソレ、タブン『だから、自分が満足するまでやってみよう、飽きるまで』ってツナガッテルヨ…
…キット、ヒビのせいかつにマンゾクシヨウトいうイイセリフじゃないヨ…
「かもしれませんが、私は幸せを享受できているので、感謝しかありません」
…こういう人ばかりだったら、世界は平和になるんだろうなぁ…と思った取材でした。マル。